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【債券投資は必要?】資産のバランスが大切!【投資信託は不要です】

【債券投資は必要?】資産のバランスが大切!【投資信託は不要です】

  • 債券ETFは何がおすすめ?
  • そもそも債券って保有する意味ある?

 

そんな想いに応えます。

さて、先日以下のツイートをしました↓

債券王グロース氏の発言要約↓

「債券市場に価値なし」と酷評。同氏は米国の10年国債利回りが今後1年で現在の1.3%→2%に上昇し、投資家に約3%の損失発生の可能性大と予測。

今回は、上記を解説していきます。

 

【不要?】債券投資は必要?

【債券投資は必要?】資産のバランスが大切!【投資信託は不要です】

債券投資は意味ない?→保有推奨

わっち
結論からいうと「債券保有はオススメ」でして、特に「アメリカ債券ETF」が◎です

 

「いきなりかつての債券王に、ケンカを売ってて本当に大丈夫か・・・?」と思った方もいますよね。以下でその理由を詳しく解説します↓

 

【特徴】債券投資の3つのメリット

そもそも論ですが株式と比較して、債券は以下の3つの特徴があります。

 

  1. 定期的な利息収入が得られる
  2. 株式に比べ、安定的な値動きをする
  3. 株と値動きが異なるためリスク分散できる

上記の通りでして、この3つが債券投資をする意味になります。以下でもう少し詳しく解説します。

 

①安全性高く、安定した利息あり

【債券投資は必要?】資産のバランスが大切!【投資信託は不要です】

分散投資の意義② 投資のリスクとは(GPIF)より

わっち
債券の1番の特徴は、安全資産と言われる点です。

 

債券の元本は発行体が倒産などヤバい事態にならない限り、満期で元本が返ってきます。さらにその間「利子」を受け取れるのですが、銀行預金よりも金利が高いです。

 

ちなみに今は「銀行の定期預金」でも、金利はほぼ0です。

債券投資の際には潰れないような「発行体」を選ぶことがポイントです。

 

②株と比較し、値動きが穏やか

分散投資の意義② 投資のリスクとは(GPIF)より

 

一般的に「債券」は株式と異なり、大きな値動きはありません。

そのため発行体が問題ないところであれば、安心して預けることができます。

 

「大きく暴落して不安になり、日常生活や仕事に支障をきたす・・・。」なんてことにもなりにくいのです。

 

③株と併用することでリスク分散できる

債券は一般的に株式と逆の動き方をするため、リスクヘッジとしても効果的です。

株式などのリスク資産が調整する局面では、グローバルな投資資金は一般的に安全資産である「債券」に流れます。

 

つまり「株が下落するような時」に「債券価格は上昇」します。

 

そのため株だけ保有していると大きな損を出す場面でも、債券を保有することでダメージを和らげることができるのです。

上記の理由から機関投資家など「損失を出してはいけない」ような運用主体は、債券を保有しています。
日本年金機構の場合↓

【債券投資は必要?】資産のバランスが大切!【投資信託は不要です】

日本人の年金を守りつつ、そして少子高齢化の中でもしっかりと年金を払えるように運用し増やしています。

 

【方法】投資信託は不要!債券ETFがオススメ

  • どんな債券を買えばいい?
  • 債券は「国債・社債」どっち?

 

ここまで読んで勘が鋭い人は、上記にような疑問を思った方もいますよね。

わっち
結論からいうとオススメは「米国債ETF」です。

 

そもそも 債券ETFとは・・・↓

  • 少ない資金からでも投資OK
  • 複数の債券に分散投資できる
  • いつでも売買可能(すぐ買えて、すぐ売れる)

上記の通りでして、ポイントは「1つ投資するだけで分散できること、そしていつでも売買できること」です。

 

ちなみに日本には「個人向け国債」という国が発行する債券もあります。

国債は「日本」という国が潰れなければ、投資元本は満期で返ってきます。ぶっちゃけ、銀行においておくよりも安全です。しかしデメリットもあり、買うと最初の1年間は売れません。万が一お金が必要になっても、その資金は使えない。

そして利率は0.05%程度です。ぶっちゃけ、投資したくないですよね。

 

債券投資で投資信託は意味ない!

わっち
債券に投資する場合、投資信託はオススメしません。なぜなら「手数料が高いから」です。

 

債券は株と違い、利回りが低いです。そんな中で「投資信託の高い手数料」を払ってしまうと、利回りがほぼつかなくなります。下手するとマイナスになるなんてこともあり得ます。

 

債券投資で米国債がオススメな理由↓

日本は少子高齢化で、中長期的に金利は低いままです。そこでオススメなのが、米国債券です。

 

米国債の特徴↓

  • 世界一の経済大国が発行した債券
  • 米国政府が元本と利金を保証している

 

上記の通りでして、米国は他国と比べ圧倒的に高い「信用力と流動性」を誇っています。

 

債券は「金利上昇局面」に弱い

わっち
債券にも弱点はあります。それは景気が良くなっていく場面です。

 

債券利回りの上昇は、短期的に債券価格下落となり「投資家にマイナス」に働きます。

 

しかし長い目で見れば、金利上昇はプラスに働きます

理由・・・債券の利回りがアップするため、新たに高い利回りを得られるからです。つまり長期で投資を継続すれば、高い利回りの恩恵を受けて結果的にプラスの方向に働くのです。

 

もっと詳しく知りたい人は、米大手運用会社AB社のレポートが参考になるので載せておきます↓

アライアンス・バーンスタイン株式会社

アライアンス・バーンスタインは、グロース株式、バリュー株式、ブレンド戦略、債券、オルタナティブ運用等、幅広い運用商品のご…

 

債券の仕込み時はいつ?

債券を買う場合は、好況期で株式のパフォーマンスが良い時に買うのがおすすめです。

 

景気がいい時を見つけるには、いくつかのシグナルを見つければOKです。たとえば、以下のようなものがあります↓

景気がいい好況期のサイン↓

  • 物不足などでインフレ(物価上昇)が高い時
  • FRB(日本でいう日銀)が政策金利を上げた時

 

景気循環サイクル↓

  • 弱気相場→金融緩和(市場にお金出しまくる)
  • 回復局面→テーパリング(資産縮小)
  • 好況期→FRBが政策金利を上げる

 

執筆時点では、テーパリングが開始されるとアナウンスされた段階です。これから本格的な回復局面に入ります。なので徐々に金利上昇が意識されて、債券単価は下がっていきます。

 

なので買うならそうした「好況期(金利上昇局面)」に、債券を仕込むのがおすすめかなと思います。

 

新興国債券に投資は?

わっち
結論から言うと「新興国債券」への投資は、あまりおすすめしません。

 

上記でも述べたように、今後景気が良くなる国の債券は価格面で損をしやすくなるからです。

 

新興国債券は表面上の利回りはかなり高く魅力的ですが、単価が下がる可能性が高く「全て込み」で考えると意外と良くない場合もあります。

 

債券は不景気に強い資産です。

なので持つなら「今後景気が悪くなっていくだろう」という国やタイミングで仕込むべきです。すると金利が下がり、債券単価upの恩恵を受けられます。

 

債券は株式と比較して、安定した商品ですが「金利上昇」が弱点です。株式と債券をバランスよく保有して、あなたの資産を守りつつ増やしていきましょう。

 

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