- 債券ETFは何がおすすめ?
- そもそも債券って保有する意味ある?
そんな想いに応えます。
さて、先日以下のツイートをしました↓
かつての債券王ビル・グロース氏
★債券市場に価値なしと酷評
同氏は米国の10年国債利回り→今後1年で現在の1.3%→2%に上昇し、投資家に約3%の損失発生の可能性大と予測今後テーパリングで金利上昇あると、債券単価は下がるので現金比率upしとくと◎です🙌$AGG $BND $TLT $HDV $VCIT $IEF $PFF pic.twitter.com/6NUAJJIkCS
— わっち@米国株IPO🇺🇸 (@ryo_sagawa) September 2, 2021
債券王グロース氏の発言要約↓
今回は、上記を解説していきます。
【不要?】債券投資は必要?
債券投資は意味ない?→保有推奨
「いきなりかつての債券王に、ケンカを売ってて本当に大丈夫か・・・?」と思った方もいますよね。以下でその理由を詳しく解説します↓
【特徴】債券投資の3つのメリット
そもそも論ですが株式と比較して、債券は以下の3つの特徴があります。
- 定期的な利息収入が得られる
- 株式に比べ、安定的な値動きをする
- 株と値動きが異なるためリスク分散できる
上記の通りでして、この3つが債券投資をする意味になります。以下でもう少し詳しく解説します。
①安全性高く、安定した利息あり
債券の元本は発行体が倒産などヤバい事態にならない限り、満期で元本が返ってきます。さらにその間「利子」を受け取れるのですが、銀行預金よりも金利が高いです。
ちなみに今は「銀行の定期預金」でも、金利はほぼ0です。
債券投資の際には潰れないような「発行体」を選ぶことがポイントです。
②株と比較し、値動きが穏やか
一般的に「債券」は株式と異なり、大きな値動きはありません。
そのため発行体が問題ないところであれば、安心して預けることができます。
「大きく暴落して不安になり、日常生活や仕事に支障をきたす・・・。」なんてことにもなりにくいのです。
③株と併用することでリスク分散できる
債券は一般的に株式と逆の動き方をするため、リスクヘッジとしても効果的です。
株式などのリスク資産が調整する局面では、グローバルな投資資金は一般的に安全資産である「債券」に流れます。
つまり「株が下落するような時」に「債券価格は上昇」します。
そのため株だけ保有していると大きな損を出す場面でも、債券を保有することでダメージを和らげることができるのです。
日本人の年金を守りつつ、そして少子高齢化の中でもしっかりと年金を払えるように運用し増やしています。
【方法】投資信託は不要!債券ETFがオススメ
- どんな債券を買えばいい?
- 債券は「国債・社債」どっち?
ここまで読んで勘が鋭い人は、上記にような疑問を思った方もいますよね。
そもそも 債券ETFとは・・・↓
- 少ない資金からでも投資OK
- 複数の債券に分散投資できる
- いつでも売買可能(すぐ買えて、すぐ売れる)
上記の通りでして、ポイントは「1つ投資するだけで分散できること、そしていつでも売買できること」です。
ちなみに日本には「個人向け国債」という国が発行する債券もあります。
そして利率は0.05%程度です。ぶっちゃけ、投資したくないですよね。
債券投資で投資信託は意味ない!
債券は株と違い、利回りが低いです。そんな中で「投資信託の高い手数料」を払ってしまうと、利回りがほぼつかなくなります。下手するとマイナスになるなんてこともあり得ます。
債券投資で米国債がオススメな理由↓
日本は少子高齢化で、中長期的に金利は低いままです。そこでオススメなのが、米国債券です。
米国債の特徴↓
- 世界一の経済大国が発行した債券
- 米国政府が元本と利金を保証している
上記の通りでして、米国は他国と比べ圧倒的に高い「信用力と流動性」を誇っています。
債券は「金利上昇局面」に弱い
債券利回りの上昇は、短期的に債券価格下落となり「投資家にマイナス」に働きます。
しかし長い目で見れば、金利上昇はプラスに働きます。
もっと詳しく知りたい人は、米大手運用会社AB社のレポートが参考になるので載せておきます↓
アライアンス・バーンスタインは、グロース株式、バリュー株式、ブレンド戦略、債券、オルタナティブ運用等、幅広い運用商品のご…
債券の仕込み時はいつ?
景気がいい時を見つけるには、いくつかのシグナルを見つければOKです。たとえば、以下のようなものがあります↓
景気がいい好況期のサイン↓
- 物不足などでインフレ(物価上昇)が高い時
- FRB(日本でいう日銀)が政策金利を上げた時
景気循環サイクル↓
- 弱気相場→金融緩和(市場にお金出しまくる)
- 回復局面→テーパリング(資産縮小)
- 好況期→FRBが政策金利を上げる
執筆時点では、テーパリングが開始されるとアナウンスされた段階です。これから本格的な回復局面に入ります。なので徐々に金利上昇が意識されて、債券単価は下がっていきます。
なので買うならそうした「好況期(金利上昇局面)」に、債券を仕込むのがおすすめかなと思います。
新興国債券に投資は?
上記でも述べたように、今後景気が良くなる国の債券は価格面で損をしやすくなるからです。
新興国債券は表面上の利回りはかなり高く魅力的ですが、単価が下がる可能性が高く「全て込み」で考えると意外と良くない場合もあります。
債券は不景気に強い資産です。
なので持つなら「今後景気が悪くなっていくだろう」という国やタイミングで仕込むべきです。すると金利が下がり、債券単価upの恩恵を受けられます。
債券は株式と比較して、安定した商品ですが「金利上昇」が弱点です。株式と債券をバランスよく保有して、あなたの資産を守りつつ増やしていきましょう。
債券投資でオススメの銘柄を知りたい 米国債券のオススメは何? 投資した方がいい債券ETFは?そんな想いに応えます。 わっちこんにちは。ETFマニアのわっちです。「[…]
債券のおすすめETFは上記で詳しく解説しています↑