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【EMXC】中国以外の「新興国」に投資できるETF!

【EMXC】中国以外の「新興国」に投資できるETF!

  • 中国以外の新興国って、どんな感じ?
  • 新興国株式でオススメのETFある?
  • 途上国に投資できる投資信託って何?

 

そんな想いに応えます。

 

さて先日、以下のツイートをしました↓

市場は「中国の締め付けリスク」に動揺し、新興国ETFから2週連続で資金流出。流出額は07年のスタート以来最大。逆に「中国以外の新興国」に投資するiシェアーズMSCIエマージング・マーケットETF「EMXC」は週間ベースで過去最高となる1億9930万ドルの純流入を記録。

今回は上記を深掘りしていきます。

 

中国を除く「新興国ETF」徹底分析

【EMXC】中国以外の「新興国」に投資できるETF!

そもそもなぜ、中国を省くの?

中国投資を回避する理由。それは新興国の1つである「中国」が規制強化されており、投資対象としての魅力が大幅に薄れているからです。

 

中国は世界第2位の経済大国ですが、共産党1党独裁国家です。2021年の中国企業に対する大規模な規制で中国株式は、2週間ほどで「40%」ほど下落しています。

 

中長期では中国は魅力的な投資対象だと思いますが、中国国家の気分次第で株価は一瞬で吹き飛ぶこともあります。

 

そう考えると、ぶっちゃけリスク高いですね。

しかし「新興国」株式は、先進国よりも相対的に高いリターンが見込める有望ば投資先です。

 

新興国ETF「VWO」は?

そもそもすでに「新興国ETF」は存在しています。新興国ETFで1番人気はバンガード社の「VWO」です。

 

わっち
なんと言っても「VWO」1つ買えば、世界の新興国に分散投資できるお手軽さが人気です。

またETFを選ぶ際に重要な「経費率の低さ、純資産総額の大きさ」でぶっちぎり。


そんな理由から以前は、新興国投資は「VWO」一択でした。しかし、いくつか問題もあります。それが以下の2つです。

 

問題①中国の割合が40%以上

問題点1つ目は「VWO」の資産構成比です。

 

VWOは新興国に分散投資できるETFですが、中国の割合が40%ほど占めています

 

「新興国のETFに分散投資できる」ことを謳っていますが、中身は大半が中国企業への投資です。

 

ぶっちゃけ、あまり分散できていませんね。同様に大半の「新興国株」の投資信託やETFは、中国がかなりの割合を占めています。(なお2021年9月2日現在では、中国株暴落により中国株の割合はかなり低下。)

 

問題②中国企業の重複投資

2つ目の問題点は、あなたがすでに米国ETFやアメリカの投資信託を保有している場合に発生します。

 

中国の大手ハイテク企業などは、S&P500やNASDAQ100に採用されています。

 

つまり「米国ETFや投資信託」に投資している人は、すでにある程度の中国企業にも投資しているのです。

 

なのですでに「S&P500やNASDAQ100に投資している人」は、VWOに投資すると中国企業の比率だけ高まってしまうことに。

 

わっち
だからこそ新興国に分散投資したいなら、中国を除いた投資が必要なんですね。

 

EMXCに投資で中国以外の途上国に投資

「そんな上記の問題を、解決できる方法ってあるの?」

 

結論から言うと「存在している」のですが、現状日本の大手ネット証券では買い付けできませんどうしても買いたい場合は「FirstTrade」というネット証券から買う必要があります。(2021年9月2日現在)

 

今後対応可能になることを信じて、一応紹介しておきます。それが「EMXC」というETFです。

「中国以外の新興国に分散投資できるETF」で、ダントツに良いです。

 

EMXC基本情報↓

  • 設定日:2017/7/20
  • 資産総額:13億ドル
  • 経費率:0.25%
  • 直近配当利回り:0.81%



上記の通りでして、比較的最近できたETFになります。だから未対応?

 

純資産は日本円で約「1430億円」です。(為替レート110円で計算)

ちなみに新興国ETFで1番人気の「VWO」の純資産は825億ドルです。VWOは中国株式も含んでいます。

純資産の大きさは問題ない水準ですね。

 

大手ネット証券で対応可能になったら、僕はすぐにでもポートフォリオに組み入れようと考えています。しかし「いつになることやら」といった感じですね。笑

 

【代替案】日本でも「投資信託」なら買える

わっち
個人的にどうしてもポートフォリオに入れたかったので、代替案を探してみたところかなり近いものを発見しました。

 

それが「iTrust 新興国株式【愛称】働きざかり~労働人口増加国限定~」という投資信託です。

 

「買付時手数料はかからない」のはいいですね。しかし信託報酬含む管理費用が「年1.11775%」かかります。

 

これは一般的な投資信託の費用よりは「安め」ですが、年1%を超えるものはオススメできません。そして僕なら買いません。

 

なので代替案の今回の投信は、信託報酬が下がらない限り「買わない方がいい」と思います。

 

【結論】現状買えないが、対応されれば買い!

わっち

まとめると現段階で大手ネット証券で買えないけど、対応されればリスク分散として有望な選択肢の1つです

 

EMXCが半永久的に、未対応ということはないと思います。かなり最近作られたETFなので、今後は対応してくるのではと思っています。

 

すでに述べましたが対応されれば、僕はポートフォリオの一部に組み込む予定です。割合は「3〜5%」くらいを考えています。

 

しかし現状扱いがないので買えませんね。代替案として投資信託があるけど、信託報酬が高いので僕は買いません。

 

ということで今回はこんな感じですが、この辺で締めたいと思います。

  • 「EMXC」が日本で買えるならアリ
  • 「EMXC」と同等のETFが出てくればアリ
  • 投資信託(年1%以上の費用)で買うのはナシ

 

上記の通りです。新興国は米国利上げ局面では、過去の弱い傾向があります。

 

なのでここはゆったり構えつつ、相場調整局面で新興国に投資していくようなスタンスでいきましょう♪

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