- アメリカの高配当ETFを知りたい
- 高配当銘柄に、安心して投資したい
そんな想いに応えます。
こんにちは。
ETFマニアのわっちです。
さて今回は高配当&優良株のみに投資できるETF「SPYD」を徹底解説します♪
【高配当ETF】アメリカを代表する企業に投資するSPYD
SPYDってどんなETF?
現在のSPYD(高い利回りが特徴)↓
SPYDを一言で説明すると↓
簡単にいうと上記の通り。SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)は、運用会社大手ステートストリート社が運用するETFです。
SPYD基本情報↓
- 設定日:2015/10/25
- 資産総額:46億ドル
- 保有銘柄:80
- 経費率:0.07%
- 直近配当利回り:3.98%
- 過去5年(2016〜2021)平均利回り:4.57%
上記の通りでして、比較的新しいETFになります。大きな特徴は「圧倒的な配当の高さ」にあります。
また経費率も低く、資産形成のための投資として素晴らしいですね。高配当に投資したい人にとっては、最適解と言えるETFだと思います。
組入銘柄
SPYDの構成銘柄↓
資産割合は、上位10銘柄で13%程度です。
SPYDは均等分散のために「短期的な株価変動」で、上位銘柄は常に変動があります。
基本的に馴染みのない銘柄が多数ですね。SPYDは1月と7月の半年に一回、リバランスが行われるので定期的に上位銘柄は変化します。
多くの投資信託やETFの組入上位銘柄である「AmazonやApple、Google」などが入っていないところは大きな特徴ですね。
株価とチャート
保有銘柄規模↓
SPYDの資産規模は、上記の通りでして8割以上が大企業です。なので倒産するリスクなども低く、その辺は問題なしですね。
【メリット】SPYD投資の3つのいいところ
SPYDのメリット↓
- 組入銘柄がS&P500のみである点
- 自動でリバランス→最適化できる点
- 経費率が0.07%と格安である点
以下で詳しく解説します↓
①構成銘柄がS&P500のみ
これはかなり大きな特徴でして、SPYDはアメリカを代表する企業のみで構成される「S&P500」の中から選んで投資しています。
そのため財務面や今後の成長性も、安心できる超優秀な銘柄ばかりなのも◎です。
S&P500は厳しい基準をクリアした世界を代表するような企業のみで構成されているため、その辺の心配はかなり少ないです。
なので安心してお金を預けることができるので、中長期投資にも向いてます。
②自動リバランス
さらにSPYDのいいところはまだあります。それは「無配・減配になった銘柄は取り除かれて、他の高配当銘柄にリバランス」されることです。
そのためSPYDは「常に高い利回りをキープ」できます。
個人的にこれが最大のメリットかなと思います。
なので多くの人は、個別よりもSPYDに投資することをオススメします。
もうすでに「SPYD」の良さは伝わっていると思いますが、実はまだ「いいところ」があります。
③経費率が格安の0.07%
0.07%は他の日本の投信と比較し、圧倒的に割安です。リバランスも自動で最適化もできるので、めちゃくちゃコスパに優れています。
SPYD↓
- 保有銘柄→世界を代表する企業S&P 500
- SP500の中から、高い利回りの企業のみ投資
- 大きな業績悪化や上場廃止等に直面するリスクも少ない
- 自動リバランスで常に最適化
- 経費率も低く、中長期保有◎
つまり高い配当をもらえる上に、安心して保有することができるETFです。
なんだか弱みがない「完全無欠のETF」のように思えますが、残念ながら弱点が1つだけあります。それが下記です↓
SPYD「唯一のデメリット」
SPYDの唯一の弱点であり、ただ1つ注意点。それが業種がかなり偏っていることです。
セクター別割合の偏り
SPYDの業種別保有割合↓
上記の通りでして、金融セクターが33%とダントツで多くなっています。次に公益、エネルギーと続きます。
ぶっちゃけ、これは安心できないセクター分散です。
- 金融:33.7%
- 公益事業:17.5%
- エネルギー:11.3%
保有上記3つのセクターで6割を占めます。ここはちょっと注意が必要です。
なぜなら「金融・エネルギー」セクターは、景気敏感な業種だからです。この割合が高いので「景気変動の影響」を、かなり受けやすくなっています。
なので短期的には、大きく下落する可能性はあると認識はしておきましょう。わかっていれば「暴落時にも慌てて売却」なんてことにもならないですし、精神にもゆとりが生まれます。
とはいえアメリカの株は過去のデータ上、右肩上がりで成長しており今後もそのシナリオは変わらないと考えています。
なのでコツコツ積み立てていくのはオススメです。また相場下落路に仕込むのも有効ですね。
なぜなら高配当投資も、幅広い業種に分散投資することが有効だからです。
米国の連続増配企業に投資ってどう? 高配当投資の注意点って何?そんな疑問に応えます。 わっちこんにちは。ETFマニアのわっちです。 […]
「VIG」は」「SPYD」の弱点であった、セクター分散が、VIGはかなり上手くできています。
配当利回りは現在は低いですが、毎年増配しているので将来はかなりの高配当が見込めます。
さらに値上がり益も期待できるので、資産形成としても◎です。
僕もVIGをコアとして投資しており、かなり気に入っています。この辺は年齢の違いや好みもあるので、参考にして「最後は自分が納得できるものに投資」すればOKです。
参考になれば幸いです。ではでは。