- アメリカの投資信託はすでに持ってる
- リスク分散でアメリカ以外の先進国に投資したい
- アメリカ以外の先進国ETFで良いのはどれ?
そんな想いに応えます。
さて今回は「先進国株式」に分散投資する際に、オススメのETFを紹介します。
米株ETF「VEA・SPDW・EFA」徹底比較!
先進国株式の特徴
先進国株式には以下のような特徴があります。
先進国の特徴↓
- グローバルで活躍し、ブランドが強い企業が多い
- 数々の危機を乗り越えてきた歴史ある企業が多め
- 法整備が整っており、安心して投資できる
上記の通りでして、大切な資産を預けるに値する企業がたくさんあります。しかし、いいところだけではありません。
ぶっちゃけ先進国は「成熟した企業」が多く、大きな成長は期待できません!笑
先進国株式に投資がオススメな理由
- それなら米国株だけに投資した方がいい
- 先進国ではなく、途上国に投資した方がいい
- リターンが低いから、先進国投資は不要
と感じた方もいるかもしれません。
確かにその気持ちは、かなりわかります。でもそれは、あまりオススメできません。
なぜなら「将来のことを100%正確に予測すること」は、誰にもできないからです。
分散投資の意義①1位になる資産は当てられない(GPIFより)
上記の通りでして、年によってパフォーマンスの変動があります。つまり1番いいリターンを出した資産が、次の都市にはワーストパフォーマンスを叩き出すことだってあるのです。
つまり今は「米国1強」ですが、今後も米国株式のみが勝ち続けることは保証できません。
だからこそ何があってもいいように、複数の資産に分散投資をしておくことが大切です。
万が一の時にあなたの資産を守るためにも、国や通貨を分散させる投資方法は効果的。
先進国株式ETFでオススメ3選!
「いざ先進国に投資しよう」と思っても、何を買えばいいかわからないですよね。個別株投資もいいですが、先進国ETFに投資がオススメです。それがこちら↓
先進国株式ETF↓
- VEA(バンガード先進国市場ETF)
- SPDW(SPDR ポートフォリオ先進国世界)
- EFA (iシェアーズMSCI EAFE ETF)
以下で詳しくみていきます↓
VEA (バンガード 先進国市場ETF)
VEAはアメリカ以外の先進国に、分散投資できるETFです。
VEA基本情報↓
- 運用会社:バンガード
- 経費率:0.05%
- 資産総額:1057億ドル
- 設定日:2007/07/26
- 直近配当利回り:3.15%
上記の通りでして3つのETFの中で、VEAは1番「純資産」が大きく「配当利回り」も高くなっています。
経費率(コスト)は驚異の「0.05%」です。これは投資信託や他の大多数のETFより、圧倒的に低い水準です。
SPDW (SPDR ポートフォリオ先進国世界)
「SPDW」もアメリカ以外の先進国に、分散投資できるETFです。
SPDW基本情報↓
- 運用会社:ステートストリート
- 経費率:0.04%
- 資産総額:119億ドル
- 設定日:2007/04/26
- 直近配当利回り:2.72%
上記の通りでして、SPDWは経費率「0.04%」と3つの中で1番低いです。
S$P500ETF(VOO)の経費率「0.03%」とほぼ同じで、現状業界最高水準です。
EFA (iシェアーズMSCI EAFE ETF)
EFAは「米国とカナダ」を除く、世界の先進国21か国に投資するETFです。
EFAは「カナダ」が投資対象から外れているところが、上記2つのETFと違うところです。
EFA基本情報↓
- 運用会社:ブラックロック
- 経費率:0.32%
- 資産総額:580億ドル
- 設定日:2001/08/17
- 直近配当利回り:2.73%
世界最大の資産運用会社である「ブラックロック」が運用するETFです。
「経費率」が3つの中で、1番高いところがネックですね。
「VEA・SPDW・EFA」結局、どれがいい?
理由は以下の通りです↓
ETF投資の2つのポイント↓
そもそも「ETFに投資」する際に、以下の2つを考えるといいです。
- 経費率の低さ
- 流動性の高さ
①コストは低いか
長く保有すればするほど、あとで「大きな差になる」からです。
とはいえ「経費率」は上記3つとも合格基準。なので経費率の観点からは、どれ選んでもOKです。
しかし「EFA」の経費率は、2つと比較すると割高。なのでここでは「VEAかSPDW」の2択になります。
②流動性は十分か
売りたいときに売れること、つまり「換金性の高さ」が大切です。
「VEA」も「SPDW」も資産額自体は、ETF全体の中で大きい部類に入ります。ポイントはVEAの純資産は、SPDWの10倍あることです。
ETFには上記のような特徴があります。
現時点でVEAの経費率は、SPDWに「0.01%」劣っています。しかし上記の観点から、VEAの経費率は今後1番低くなる可能性があります。
それにぶっちゃけ「経費率0.01%の差」は、ほぼ誤差です。
米国と米国以外の先進国の比較
最後におまけで、先進国ETFと米国ETFの比較を載せておきます↓
$VOO SP500 ETF$QQQ NASDAQ100 ETF$VEA 先進国 ETF(🇺🇸以外)
★1枚目→年初来
★2枚目→過去5年程度うーん。2021年になって米国以外の先進国が出遅れてる(特に日本)から、長期分散投資も兼ね投資考えてるけど、米国と連動性高いしパフォーマンス低いから、やっぱり🇺🇸でいいやって思っちゃう😂 pic.twitter.com/9PBmH4LEMg
— わっち@米国株IPO🇺🇸 (@ryo_sagawa) August 29, 2021
上記の通りでして「アメリカ」は先進国ですが、成長率がかなり高いです。
理由はシンプルで「日本」のような低成長の国が、先進国ETFの中に含まれているからです。
またアメリカは先進国のため「新興国」よりも、安定したパフォーマンスを発揮します。これがアメリカだけに投資しておくのがベストと言われる所以です。
【先進国と米国】ETF投資の優先順位
そして少しづつ「リスク分散」のために、先進国ETFにも投資していきましょう。それが結局、1番リスクリターンが良くなるかなと思います。
オススメ投資優先順位↓
- まずは「アメリカETF」に投資する
- 少しづつ「リスク分散」を考える
- 資産の10〜30%の範囲で「先進国ETF」買う
こんな感じで投資していけばいいかなと思います。
まずは以下で紹介している「米国ETF」に投資をして、投資での成功体験を積んでおくのがオススメです。
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