「全世界株式に投資したいけど、どれを選べばいい?」こんな想いに応えます。
投資の世界では「銘柄・国・時間」を分散すればするほど、リスクを低くすることができます。
そこで絶大な人気を誇るのが、全世界にまとめて投資できる「投資信託やETF」です。
今回は上記を深掘りしていきます。
トータルワールドストックに投資する方法とメリット
【意味】なぜ「全世界」に投資すべき?
「そもそもなんで、日本やアメリカだけでなく全世界に投資する方がいいの?」って思いますよね。
結論からいうと、将来のことを正確に予測できる人がいないからです。
今まではアメリカ株式が危機が起こった際にも回復が早く、パフォーマンスも最高でした。投資にはリスクがつきものですが、それに応じたリターン(利益)も得られます。
そんな「リスク・リターン」を考えると、今まではアメリカに投資しておくのが1番よかったのです。
今後もしばらくは米国が強いことが予想されるけれど、人類の歴史上ずっと強かった国はありません。過去には「ヨーロッパが世界の覇権を取っていた時」もあれば、中国が1番の時代もありました。
GDPでいえば「日本」も高度経済成長を経て、世界の時価総額の上位10番を独占した時があります。
国土の長期展望専門委員会における 検討(概要)-国土交通省 より
当時は「日本に投資することが1番パフォーマンスを高める選択」と言われていました。しかしバブル崩壊で、今は見る影もありません。
上記のように「革命や戦争、または金融危機やバブル」などにより、世界のトップは変わってきました。そうした意味でも今後は、米国にとって代わる国が出てきてもおかしくありません。
そんな時に「米国株だけ」に投資しているよりも、米国以外の成長を取り込むことができパフォーマンスを高められるのです。
逆に今後も米国が強かったとしても「米国の成長も享受できる」ので、全世界の株式に投資が推奨されており人気なのです。
全世界株式「投資信託・ETF」に投資するメリット
上記の理由から、全世界に投資するのが推奨されています。そんな全世界株を保有する投信、ETFを保有するメリットは、以下のような感じです。
全世界株式ファンドに投資のメリット↓
- 1本買うだけで、全世界の株式に投資できる
- 銘柄のリバランス(調整)も勝手にやってくれる
- 世界経済が成長すれば、運用益が出る
とにかく手間がかからず、投資できるのがポイントです。
「時価総額加重平均」なので成長が弱い国や銘柄は、リバランスの際に自然と保有比率が減っていきます。なので全世界株式を1度買ってしまえば、基本的には「放置」でOKです。
全世界株に投資するなら「VT」がオススメ
ではここからは、何に投資するべきかについてみていきましょう。
以下で詳しく解説します↓
【理由】VTを選ぶべきワケ
「VT」とはアメリカの最大の運用会社の1つである、バンガード社が出しているETFです。世界株に投資するには投資信託や他のETFなどたくさんありますが、総合的に「VT」が1番優れています。
- 「そもそもETFって何?」
- 「投資信託とどっちがいいの?」
って方は以下の記事がオススメです。
「ETFと投資信託」の違いについて、わかりやすく書かれています。気になったら読んでみてください↓
執筆者:バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社インターミディアリー営業部長 三上和久「投資信託(以下:投信)」と…
簡単にいうと、投資信託の方が「コストが多くかかることが多い」です。
特に「全世界株式」に投資する場合、VTは圧倒的な安さを備えています。
投資信託↓
- SBI・全世界株式インデックスファンド→0.1102%
- 楽天・全世界株式インデックスファンド→0.212%
- MAXIS全世界株式(オール・カントリー)→0.0858%
上記の通りでして3つの投資信託も他の投信と比較すると、圧倒的な安さを誇り「人気」投信の1つです。
ETF↓
VT(バンガード・トータルストックマーケット)→0.03%
しかし「VT」のコストは、1番安いMAXISの「約三分の一」です。
長期で保有した場合、これがかなり大きな違いになります。
「VT」の動きはこんな感じ↑でして、短期的に下がっても「世界経済が成長」していれば右肩上がりのチャートになります。
投資信託での買付が向いてる人
しかし「ETFが向かない人」もいます↓
- ETFは難しいからイヤだ
- 積立でコツコツやりたい
上記の通りでして、なんかよくわからないETFには投資したくないって人もいると思います。
「ETFがイヤだから投資しない」となってしまうと本末転倒です。それなら「投資信託」で始めた方がいいでしょう。
また「積立NISAで毎月、自動で決まった金額を買い付けしてくれた方が助かる!」って人もいると思います。
ETFは積立NISAの非対応なので、投資信託で買いましょう。僕も積立NISAで「S&P500」の投信を積み立てています。
余裕があれば「つみたてNISA」以外にも、VTを買うとベストです。
【結論】できるなら「VT」に投資しよう
VTに投資のメリット↓
- 時間を掛けずに分散投資◎
- 投資のことを詳しく知らなくてもOK
- 中長期的に安定して運用できる
- コストが圧倒的に安い
- 預金で置いておくよりも高い利回り
上記の通りです。とはいえ「投資」になるので、元本毀損のリスクはあります。なのでまずは少しづつ、ゆっくりと始めていくのがオススメです。
もっと自分でカスタマイズしたい人は?
とはいえ「自分でもっと比率を変えたり、投資パフォーマンスを高めたい」という人もいますよね。
そんな人は、こちらをチェックしてみてください↓
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上記ではリスクを抑えつつ、全世界株式に投資するよりパフォーマンスを高める可能性がるETFを紹介しています。
まずは少しづつ始めて、投資の成功体験を増やしていきましょう。
続けていると、投資のことが好きになってきます。どうせやるなら、負けない戦いをしつつ、少しづつパフォーマンスを上げていけるといいですね。