あなたは日々、リラックスしてる?
僕たち現代人は、スマホやWi-Fiなどのモバイル環境の発達で、いつどこからでも友達や仕事、社会などにアクセスできる環境にいます。便利な世の中になった反面、今すぐ取り掛かるべき問題も発生しています。
それは、脳だけに慢性的な負荷がかかる「脳疲労」です。そして現代人の「脳疲労」が、とっても深刻。スマホの登場で、常に頭の中は、フル稼働。睡眠不足が叫ばれる中で、寝ている時でさえ仕事している脳。そんな脳もケアしてあげればもっとうまくいく。
今回は、そんな脳の疲労を回復させ、あなたの脳本来の力を100%発揮できる方法を紹介します!
【疲れが取れる入浴】あなた本来の力を出す「脳の休め方」
スマホの登場により、ぼんやりと何も考えずに過ごす“スキマ時間”が減ったと言われています。いや、消滅している人もいるかもしれませんね。そんな時代に大切なこととは、いったい何でしょうか。
リラックスできる時間を作ろう!
脳が過剰に働いている、忙しい現代人の疲労回復に必要なのは、副交感神経を優位にすること!自分なりのリラックスタイムを持つことが大切です。
たとえば、下記👇
- 週末はスポーツを楽しむ
- カフェで、読書を楽しむ
- 旅行や旅をしてみる
- 緑の多い場所を散歩してみる
- 映画やドラマを楽しむ
などなど、自分がリラックスできる時間があれば何でもいいのです。思いっきり自分の好きな活動に没頭することは、脳のリラックスになります。
疲労回復にとって大切なのは、「血液循環」と「自律神経」、そしてそのあとに続く「睡眠」。疲労回復に関していうと、もっとも重要なのは「湯船に浸かること」です。
お風呂に入るとどんないいことがある?
リラックスするのにいちばん身近で効率的なのは、入浴です。最近では、シャワーだけで済ませてしまう人も少なくありません。しかしそれでは、体温も十分に上がらず、静水圧や浮力の効果を得ることもできません。
できればシャワーですますのではなく、入浴をしましょう。なかでも疲労回復には、高濃度炭酸入浴がおすすめです。高濃度の炭酸ガスが、血流を促して疲れを回復させます。冬なんかは、体を入浴後も長時間ポカポカさせてくれるのでいいですよね。
個人的には、アロマの香りもおすすめです!部屋を暗くして、キャンドルを灯してアロマの香りを充満させる。とても幸せな気持ちになれます!
【入浴の疲労回復メカニズム】なぜ、シャワーじゃダメ?
なんでシャワーじゃダメなんでしょうか。それはお風呂がもたらす温熱効果や静水圧の効果がしっかりと発揮されないためとのこと。それによって、血液が循環せず、疲労回復効果も低くなってしまうからです。
ヘトヘトになって帰宅したあと、浴槽を洗ってお湯を沸かすのはたしかに面倒です。しかしシャワーだけだと疲れがとれないので、結局は翌日までだるさを引きずってしまい、またヘトヘトになって帰宅するという悪循環に陥ってしまうことに。
つまり、十分な体温上昇(0.5~1℃)、血流アップによる老廃物の代謝、副交感神経への刺激などは、湯船に使ってこそ得られる健康効果だということなんですね。
温度は38〜40℃のぬるめが適温!
温度は「40℃が最適」だと言われています。「少しぬるい」と感じる温度という気もしますが、そこには幅広い年齢層・体力層にとって低リスクだという利点があります。お湯の温度が高いと疲労物質が出てしまうので低い方がいいとのことですが、
僕個人としては、熱々にして、汗をかきながら入ることが好きです!お風呂から出た後は本当に気分爽快になります。でも、これは僕がとても頑丈な体だからかもしれません。自分の体と相談しながら、好きな温度でお風呂を楽しめるといいですね。
入浴時間は、10~15分程度がベスト!
入浴となると、長く入らなければと思いがち。長い時間の方が効果が高くなりそうですね。でも10~15分で大丈夫です。その代わり大切なのは、毎日湯船に浸かることです。でもこれはちょっと大変ですね。
- 10~15分程度の入浴時間でも十分に体が温まる
- その程度の時間であれば心身に大きな負担はかからない
- 短時間でも入浴すれば血液の流れはよくなる
- 目安は、顔や額が汗ばんでくる程度。
短時間入浴は安全面において、のぼせやヒートショックなどの体調不良を起こしにくいというメリットがあるんですね。でもしっかりと体が温まる。僕は、一度はお風呂に入ったら、1時間くらい入ります(笑)お風呂大好きなので。なので、お風呂は自分の好きな時間入っていいと思います。
どうせなら全身浴がおすすめ
かつて半身浴がブームになったことがありましたが、著者によれば「半身浴ならでは」という目立った健康効果はないのだそうです。
- 半身浴では「温熱作用」の効果が半減してしまう
- しっかりと全身でお湯に浸かったほうが体は温まる
- 血流もよくなる
つまり「半身浴よりも、全身浴のほうが健康効果は高い」ので、しっかり肩まで浸かることが大切だというのです。そう、「全身浴で、肩まで湯船に浸かること」が大切なんです!
そうすれば静水圧と浮力の採用により、体の隅々にまで血液を送ることができるため、温熱効果もアップすることになるということ。
入浴の際の注意点
まずは、いきなり浴槽に浸からないことが大切です。
- まず、かけ湯をする
- 少しずつ体をお湯に慣らすこと
お風呂から出たあと、裸でのんびりするのは厳禁。早めにタオルで水分を拭きとり、毛布や布団にくるまることが大切だということです。
なお、お風呂で汗をかいたあと、扇風機や冷房で涼むのも基本的にはNG(のぼせてしまった場合は別)。せっかく温まった体が冷めてしまい、血流のよい状態がすぐに終わってしまうからです。夏の時期は扇風機や冷房の効いた涼しい部屋で休みたいですね。でも、お風呂のメリットを最大限得るためにも、少し意識してぽかぽか感を楽しんでみませんか。
おわりに
手軽かつ安価で、毎日無理なく実践できる「最高の健康法」。それが入浴です。
身も心も疲れきった僕たちにとっては、お風呂が恋しい季節ですね。本当は毎日湯船に浸かりたい。。。でも意外とめんどくさかったり、忙しかったりするんですよね。笑
参考文献
『最高の入浴法』(早坂信哉著、大和書房)