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【S&P500は割高?】米国株、なんか怖い…?AIバブル説を本気で調べてみた

こんにちは、わっちです。

 

本記事で上記を深掘りしていきます。

最近、米国株の急騰が止まりませんね。ニュースでは『AIブームで株価はどこまで行く?』なんて声も聞こえるけど、なんだかバブルの匂いがする気がしませんか?

 

過去のバブル崩壊の歴史を思い出すと、ちょっと似てて怖いですよね…。そこで今回は徹底的に調べて、米国株が本当にバブルなのか冷静に紐解いてみました。

 

「今って買い時?それとも危険?」と気になっているあなたの疑問を解決します。

 

【この記事の要点まとめ】

  1.  S&P500のPERは過去よりやや高め(21~23倍)
  2.  AIや半導体セクターに局地的なバブルの兆候あり
  3.  全体はバブルとは言えないが、注意が必要

 

米国株はバブルなのか?今の株価に感じる違和感

僕は株が好きです。でもどうせなら、高値掴みはしたくない。。

なので、今が投資タイミングとしてOKなのかよくみています。

S&P500のPERは過去平均より高い?【割高感を数値で分析】

PER:株価を1株当たり純利益(EPS)で割ったもの。株価が企業の収益力に対して割高か割安かを判断する指標。

一般的に、PERが高い場合は株価が過大評価(割高)されている可能性があり、低い場合は割安とされます。

現在の米国株の予想PER(2025年7月時点のデータ)と過去10年との比較

  • S&P 500:約21~23倍
  • NYダウ:約20倍
  • NASDAQ:約27~28倍

これらは2011年以降の平均値(S&P 500: 21.03倍、NYダウ: 20.15倍、NASDAQ: 27.64倍)をやや上回っています。

特にS&P 500の上位10社の予想PERは約28倍で、2000年のITバブル時の25倍を超える水準です。

 

歴史的な基準では、S&P 500の過去10年の平均PERは約18倍で、20倍を超えると割高と見なされることが多いです。

それを踏まえて考えると現在の21~23倍は「やや割高」な水準と言えます。が、1989年の日本バブル期(PER 50~70倍)や2000年のITバブル期(S&P 500のPERが30倍超)に比べると、極端に高いわけではありません。

AI関連銘柄が全体のPERを押しあげている

次にセクター(業種)ごとにみていきます。

S&P 500の全体PERは21〜23倍程度と↑で伝えましたが、上位7銘柄(いわゆる「Magnificent 7」:Apple、Microsoft、Nvidiaなど)のPERは約30倍です。逆に残りの493銘柄は約16倍と割安です。

 

特にAIや半導体関連銘柄(例:NvidiaやPalantir)のPERは非常に高く、Palantirに至っては230倍という極端な状況になっています。この二極化は、市場の上昇が一部の成長株に牽引されていることを示しており、全体がバブル状態とは言い切れません

ただ、AI関連銘柄だけが突出して割高です。局所的なバブルと言える可能性はありそうですよね。

AI株バブルの構造とは?なぜここまで期待で買われる?

AIは成長分野。だが、市場の期待は先走りすぎている

確かにチャットGPTなどの生成AIや半導体技術は革新的で、中長期的に世界を変える可能性を秘めています。

しかし、今の株価は期待先行(かなり先の未来まで織り込んでしまっている)の部分も否めないです。

バブルとは、「中期的に維持できないほど資産価格が広範に高騰した状態」のことです。通常は過剰な信用拡大や投機的需要が背景にあります。

金融緩和の状況

現在の米国は、2022~2023年の利上げ局面を経て、2025年には金利が低下する見込みです。

これは株価を下支えする要因ですが、1989年の日本バブル期(低金利+過剰流動性)や2000年のITバブル期(緩和的な金融政策)に比べると、金融環境は引き締めから緩和に移行する過渡期にあり、過剰なマネー供給によるバブル形成の兆候は限定的です。

リスクの過小評価

バブル期には投資家がリスクを過小評価し、過剰な楽観主義が広がります。

現在のVIX指数(恐怖指数)は14.93と低水準で、市場の楽観的なムードを示しています。また、生成AIブームによる半導体株の急騰は、1999年のドットコム・バブルを想起させますが、IPO市場は当時のような活況(年間数百件)ではなく、2022年以降は停滞しています。

このため、市場全体が「お祭りムード」に支配されているわけではありません。

企業収益との乖離

バブルでは株価が実体経済や企業収益から大きく乖離します。

現在の米国企業の収益は、AIによる生産性向上や堅調な経済環境により比較的安定しています。

2000年のITバブルでは「利益なき成長」が特徴でしたが、現在の主要企業(特にMagnificent 7)は高収益を上げており、PERの高さが成長期待によるものだと正当化されてる印象です。

わっち

ITバブル当時は利益ゼロでも、ドットコムという名前があれば株価爆上げでしたからね。笑。

PBR(株価純資産倍率)

S&P 500のPBRは約4.3倍で、歴史的な平均(約4倍)に近い水準です。

PBRが1倍を大きく超えると割高とされますが、米国株は歴史的に高PBRで推移しており、現在の水準は極端なバブルとは言えません。

市場の二極化

市場の上昇は、AIやテクノロジー関連の大手企業に集中しています。S&P 500の時価総額の約3分の1を上位10社が占め、これらの銘柄が指数を押し上げています。

一方、残りの銘柄は相対的に割安で、市場全体が過熱しているわけではありません。

IPO市場の動向

1999年のドットコム・バブルでは、「.com」を冠した企業が大量に上場し、投機的な熱狂が広がりました。

現在のIPO市場は停滞しており、AI関連銘柄の上場も限定的です。この点は、バブル的な過熱感が市場全体に広がっていないことを示唆します。

バブルじゃないなら、今は買い時?それとも危険?

ここが一番気になるポイントですよね。まず、上記で見てきたように今はバブルの兆候はあるものの、バブルでないと思います。

ただ、バブルじゃないとしても株価が大きく下落するリスクリスクは常に存在します。例えば、

  • コロナ・ショック(2020年):当時の日経平均のPERは約14倍と割安。だが株価は30%以上下落
  • リーマン・ショック(2008年):バブルでない時期でも、株価は大幅下落

 

現在の米国株は、トランプ政権の関税政策や地政学リスク(例:ウクライナ問題)、金利動向などが下落のトリガーとなる可能性があります。また、AIブームが一巡し成長期待が剥落した場合、PERが高い銘柄は特に調整圧力を受けやすいです。

期待で大きく買われて割高なAI関連株は、「思ったほど儲からない」となったらガツんと調整するかも。

 

でも逆にチャンスにも見えます。

市場が二極化しているから、テック株以外の割安なセクター(エネルギーやヘルスケア)とかは狙い目かもしれないです。

米国株はバブルなのか?_結論と今後の展望

現在の米国株は、全体として「バブル」と断定するには至らないものの、一部のセクター(特にAI・半導体関連)では割高感が否めないです。以下にポイントをまとめます。

今は「バブルではない」その理由

  • S&P 500のPER(21~23倍)は歴史的にやや高めだが、1989年の日本バブル(50~70倍)や2000年のITバブル(30倍超)に比べてマシ
  • 企業収益は堅調で、株価上昇が一部の高収益企業に支えられている
  • IPO市場に過熱感がなく、投機的なお祭りムードは限定的

 

上記理由より、AI関連株を中心に局所的にバブルですが全体はまだバブルではない状況です。でも油断は禁物。

全体ではなく「局地的バブル」の可能性

  • 上位銘柄(Magnificent 7など)のPERが30倍前後と高く、成長期待が過大評価されている可能性
  • 市場の楽観主義(VIXの低さ)と二極化が、局地的なバブル崩壊リスクあり
  • 外部ショック(金利上昇、関税、地政学リスク)による下落リスクの可能性

 

米国株全体がバブル状態にあるとは言えないものの、AI・テクノロジーセクターを中心に局地的な過熱感が存在しています。

投資家はPERやPBRだけでなく、企業の成長性やマクロ経済環境を総合的に考慮しましょう。とくにリスク管理(分散投資やディフェンシブ株の活用)を徹底すべきでして、トランプ関税や金利動向、AIブームの持続性にも注目が必要です。

結局、どうすればいい?

正直、投資は「絶対正解!」がないから難しいですよね。

でもだからこそ、おもしろい!今の私の考えをまとめると、以下の通り↓

 

  1. 割安セクターに注目:PERが低いエネルギー株やディフェンシブ株。PERが低く安定感あり
  2. リスク管理:市場全体の調整リスクに備え、ポートフォリオの分散やキャッシュポジションを多めに確保

 

『なるほど、これから気をつけなきゃ!』とか『あの銘柄、調べてみようかな』なんて小さな気づきや次のアクションを思いついてもらえたら、めっちゃ嬉しいです。

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