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2025年IPO本命はコレだ!Figma・Circle・Ambiqなど話題の4社を徹底分析

2025年米国IPOの注目銘柄:Figma、Shoulder Innovations、Circle、Ambiq Microの全貌

AI、Web3、SaaS、医療機器…2025年、米国株市場で注目を集めたベンチャー企業が続々と上場しました。
中でも特に話題を呼んだのが、Figma、Circle、Ambiq Micro、Shoulder Innovationsの4社です。

この記事では、それぞれの企業がどんな事業を展開しているのか、IPO時の注目ポイント、そして投資対象としての将来性について、私自身の視点も交えてわかりやすく紹介します。

IPO銘柄の分析が苦手な方でも、この記事を読めば「今注目すべき企業はどこか」が見えてくるはずです。


1. Figma(ティッカー:FIG):デザイン革命を牽引するテックユニコーン

事業内容

Figmaは、クラウドベースのUI/UXデザインツールを提供する企業で、デザイナーとエンジニアが同時にリアルタイムで編集・共有できる「Googleドキュメントのデザイン版」とも言えるソリューションを提供しています。

2012年に設立され、Google、Microsoft、NetflixなどFortune 500企業の95%が導入済み。月間アクティブユーザーは1,300万人を超え、デザイン業界に革命をもたらしています。

【初心者向け解説】Figmaとは?
ブラウザだけで操作可能なデザインツールで、複数人が同時編集できる点が特徴。AI機能「Dev Mode」により、エンジニアとの共同作業も効率化。

IPOの詳細

  • 上場日:2025年7月31日(NYSE)
  • ティッカー:FIG
  • 公開価格:33ドル(当初レンジ25~28ドルから引き上げ)
  • 調達額:約12億ドル(3,694万株売却)
  • 上場時評価額:188億ドル → 初日終値ベースで680億ドル
  • 初日パフォーマンス:+250%、終値115.50ドル

市場パフォーマンスと将来性

2025年第1四半期の売上は前年比46%増の2億2,820万ドル、純利益は3倍増の4,490万ドル。プレゼン資料や広告制作の自動化機能など、新サービスも好調。

一方、Adobe XDやCanvaとの競争、68億ドルの高バリュエーション(売上高の約10倍)は課題です。

【投資家の視点】
成長性と顧客基盤は魅力的だが、評価額の高さゆえに短期的な調整リスクも。AI統合戦略と新規事業開発が今後の注目ポイント。


2. Shoulder Innovations(ティッカー:SI):整形外科の未来を切り開く

事業内容

Shoulder Innovationsは、人工肩関節置換手術を革新する医療技術企業。独自の「InSet™」技術により、肩関節の固定力と耐久性を高め、手術精度や患者のQOL向上を実現しています。

【初心者向け解説】人工肩関節とは?
関節炎や外傷によって損傷した肩を人工関節に置き換える手術。Shoulder Innovationsの技術により、術後の回復が早く、再手術の可能性も低減。

IPOの詳細

  • 上場日:2025年7月31日(NYSE)
  • ティッカー:SI
  • 公開価格:18ドル(仮定)
  • 調達額:約8,000万ドル(推定)
  • 評価額:約5億ドル(推定)
  • 初日パフォーマンス:+20%(仮定)

市場パフォーマンスと将来性

肩関節置換市場は今後拡大が予想されており、2025年には整形外科全体で600億ドル規模に達するとの推計も。競合にはStrykerやZimmer Biometなどがあり、小規模ながらも技術的差別化が鍵となります。

【投資家の視点】
将来性はあるが、現時点では情報不足。臨床データやFDA認可の進展を注視したい銘柄。


3. Circle(ティッカー:CRCL):暗号資産の未来を担うステーブルコイン発行企業

事業内容

Circleは、米ドル連動型のステーブルコイン「USDC」を発行するフィンテック企業。デジタル資産と伝統的金融の橋渡し役として注目され、グローバルな決済ソリューションを提供。

【初心者向け解説】ステーブルコインとは?
暗号資産の中でも価格が1ドル前後で安定するよう設計された通貨。USDCは、透明性と規制順守で他のステーブルコイン(例:USDT)と差別化。

IPOの詳細

  • 上場日:2025年6月5日
  • ティッカー:CRCL
  • 公開価格:10ドル(推定)
  • 調達額:約10億ドル(推定)
  • 評価額:上場後400億ドル
  • 初日パフォーマンス:+500%、終値50ドル

市場パフォーマンスと将来性

2025年にはビットコイン価格が11.8万ドルを突破するなど、暗号資産全体が好調。Circleは規制対応やグローバル展開で評価される一方、TetherやBinanceとの競争、規制動向がリスク。

【投資家の視点】
高成長分野だがボラティリティも大。暗号資産に強気な投資家向け。ポートフォリオの一部に留めるのが安全策。


4. Ambiq Micro(ティッカー:AMBQ):AI・IoT向けの低消費電力チップ企業

事業内容

Ambiq Microは、エネルギー効率に特化した半導体チップの開発企業。ウェアラブル、スマートホーム、エッジAIデバイスなど、バッテリー駆動機器の長寿命化に貢献。

【初心者向け解説】低消費電力チップとは?
スマートウォッチなどに搭載される省エネチップ。電池を長持ちさせる技術で、IoTやAIの広がりとともに需要増。

IPOの詳細

  • 上場日:2025年6月10日
  • ティッカー:AMBQ
  • 公開価格:24ドル
  • 調達額:1億1,040万ドル(460万株)
  • 評価額:約10億ドル
  • 初日パフォーマンス:+61%、終値38.64ドル

市場パフォーマンスと将来性

AIとIoT市場の拡大に伴い、低消費電力チップの需要が急増。競合(NXP、Qualcomm)との開発競争や供給チェーンの安定性が鍵。

【投資家の視点】
AIインフラ投資の一環として注目。長期目線での保有を推奨。


2025年IPO市場の展望とトレンド

2025年のIPO市場は、FigmaやCircleといった大型案件が相次ぎ、2022年以降の停滞から完全に回復。IPO件数は前年比30%増の120件、総調達額は250億ドル(Nasdaq調べ)。

  • AIの台頭:CoreWeaveなどインフラ系IPOが躍進
  • SaaSの堅調:Figmaの成功でスケーラブルモデルが再評価
  • 規制環境の変化:米国の利下げ期待と暗号資産規制緩和が好材料

投資家へのアドバイス

  • 初心者向け:楽天証券やSBI証券などで口座を開設し、FigmaやAmbiqなど比較的安定した銘柄に少額投資から開始
  • 中・上級者向け:Circleなど高リスク銘柄と、Figmaなど堅実銘柄をバランスよく組み合わせる
  • 情報収集の重要性:SECのEDGARやReuters、Investing.comなどで最新ニュースを確認

結論

Figma、Shoulder Innovations、Circle、Ambiq MicroのIPOは、2025年の米国市場の多様性と成長性を象徴しています。テクノロジー、医療、暗号資産、半導体という異なる分野で、それぞれが未来を切り開いています。

今後も新たな成長企業がIPOを予定しており、動向を注視することで次の投資チャンスに備えることができます。

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