「JEPQは本当にやめたほうがいいのか?」
そんな疑問を解決します。
米国ETFとして高配当をうたうJEPQ。私は1年間、実際に300万円以上を投資してきました。
結論から言うと、JEPQは「万人向けではない」ですが、「条件付きで優秀」です。
【結論】JEPQは“やめとけ”と言われるが、使い方次第ではアリ
ネット上には「JEPQはやめとけ」という意見も多く見られます。
その理由は以下の通りです。
- カバードコール戦略により上昇相場では利益が伸びにくい
- ナスダック銘柄主体で値動きが大きく、下落耐性が弱い
- 配当が高くても元本毀損で意味がない可能性がある
【実体験】JEPQを1年間保有してどうなったか
私は2024年〜2025年にかけて約318万円をJEPQに投資しました。
結果は以下の通り。
- 分配金:年間約20万円(税引前)
- 含み損:▲8万円前後(タイミングによる)
- トータル利回り:約6%台(やや期待外れ)
JEPQの分配金推移(2024〜2025年)
以下はJEPQの1株あたりの分配金推移の例です。
参考:https://haitoukabu.com/etf-us/JEPQ.html
「JEPQはやめとけ」と言われる5つの理由
- 株価の上昇をあきらめている戦略:オプションでキャップされる
- 値下がり時に脆い:2022年の下落局面での耐久性に疑問
- ナスダック集中でリスクが高い
- 米国高金利の長期化リスク
- 税制面で日本人にとって最適とは言えない
JEPQはこんな人にはおすすめできる
- 短期より中長期で月々の分配金を安定して得たい人
- 株価の値上がりより「毎月の不労所得」を重視する人
- VOOなどと組み合わせて分散投資したい人
他のカバードコールETFとの比較(JEPI/QYLD/XYLD)
ETF名 | 対象指数 | 直近利回り | 特徴 |
---|---|---|---|
JEPQ | Nasdaq 100 | 約7% | 成長株+カバードコール |
JEPI | S&P500 | 約7% | 大型安定株中心 |
QYLD | Nasdaq 100 | 約12% | キャピタルゲインほぼ放棄 |
XYLD | S&P500 | 約11% | やや安定性あり |
まとめ:JEPQはやめておけ?→ 条件付きで「使える」ETF
結局のところ、JEPQを「やめとけ」と言い切るのは早計です。
カバードコールETFとして、JEPIなどと合わせてポートフォリオを設計すれば、リスク分散しながら「安定したインカム」を目指すことも可能です。
まとめ:JEPQはやめておけ?→ 条件付きで「使える」ETF
結局のところ、JEPQを「やめとけ」と言い切るのは早計です。
カバードコールETFとして、JEPIなどと合わせてポートフォリオを設計すれば、リスク分散しながら「安定したインカム」を目指すことも可能だからです。
また、私自身の経験として、JEPQは“売り時”を考えなくて済むのが魅力的だと感じています。
買って放置しておけば、毎月配当金が自然と入ってくる。
不要なときは自動で再投資、必要になった時だけ分配金を取り崩せばいい──そんな「使い勝手の良さ」があります。
さらに、株価が下がった時期でも配当金が出るのは嬉しいポイントです。
その配当金で“安くなったタイミング”に追加投資できれば、より効率的な資産形成につながると実感しています。
あなたの投資目的が「キャピタルゲイン」なのか「インカムゲイン」なのか。ここを明確にして、JEPQを活用すべきか判断しましょう。