「あなたは、自分の仕事に情熱はありますか?」
ないという人は心配ないかもしれません。むしろ、
- 自分の仕事に情熱がある
- 誇りを持っている
という人の方が少ないかもしれませんね。
でも最近、「好きなことを仕事にする」というように、情熱をもって仕事に取り組んでいきたいと考える人が多い。
- 好きなことで生きていく
- 情熱を燃やして仕事に取り組め
- 仕事に死ぬ気で取り組め。どうせ死なねぇから
などなど。近年SNSが急速に発達し、個人が強い力と影響力を持つようになりました。
そのせいもあり、上記のような言葉を頻繁に聞きます。
果たしてその生き方は、どうなのか?そんな検証をした記事になります。
仕事に「情熱」めちゃある人、失敗する説
個人的に僕は、好きなことを仕事にしたいと考えています。
けれども、人の生き方は「十人十色」です。
正解は、1つではありません。
自分の好きな生き方で、生きていくことがベスト
仕事に意味を見出そう
人は何事も、意味を見出すと幸せになれます。
人が幸せになるには、この意味感が大切です。
仕事に意義を感じたり、自分がやりたいことをやってることの「意味」を感じると幸せになれる。これは人間関係についても同じ。
つまり何事も、今目の前をやることの「意味」を理解して取り組める人は強いです。
だから「人生の目的や目標が明確」な人は、今日この世界において強い力を持ちます。
仕事に情熱、あった方がいいのか?
けれども、ここで1つ疑問が出てきますね。
それは、本当に情熱が強ければ強いほど、良いのか?ということです。
成功者たちはよく、口々に以下のようなことを言いがちです。
- 「死ぬ気でやれ」
- 「会社に泊まり込んで、仕事に没頭した」
- 「プライベートは捨て、仕事に費やしたから成功した」
確かにそれほど情熱を燃やしてやりたい仕事があれば、やったらいいと思います。
でも僕は睡眠やプライベートをすべて投げ捨ててまで、仕事に没頭したいと思ったことはありません。
成功したいと思っています。
しかしやりたいことをやるし、プライベートも充実させたいです。
つまり僕個人としては、仕事に対する情熱は「ほどほど」ということ。
その時に言われがちなのが、「その程度の覚悟では成功しない」というもの。
オックスフォード大学が研究・調査!
それに関して調査・研究している論文を見つけました。
それは「オックスフォード大学の研究」です。
- 北米の動物保護団体で調査
- 50人の男女にインタビュー
「アメリカの動物保護団体」というのは、低賃金な割に労働時間が長いといわれる仕事。どちらかというと、お金を稼ぎたいと思って、仕事についている人は他の業界・業種よりも少ない。
動物を保護する。動物を愛する、ということは、とても大切で尊いこと。
それゆえに、ここで働いている人たちには、動物に対する深い情熱や愛情を持って働いている人が多いです。
オックスフォード大学の研究チームは、参加者を3つのグループに分けた。
- 好きを仕事にしている人(自分はその仕事に対して特殊な才能がある。自分はこの仕事が天職だ)
- 社会に貢献したい人(この仕事で世界を変えたい。仕事を通じて世の中を良くしたい)
- 仕事は仕事として割り切る人(自分は、これが1番効率が良い。多くの人に喜ばれるならこれでいっかみたいな感じ)
③の人たちは、簡単に言ってしまえば合理的で客観視できる人。
映画監督やお笑い芸人として活躍するよりも、自分は動物保護団体として働いていた方が、自分には向いている。オックスフォード大学によると、若干引いて、客観的に見て考えている人が多いということです。
この場合僕も、おそらく③に当てはまります。もちろん世の中を変えたいという思いもありますし、より多くの人に貢献したいとい気持ちもあります。けれども、政治家になって多くの人に幸せを届けたり、大企業役員になって活躍するよりは、こうして「ブログを通じて発信していた方が、自分には合っている」と思っているからこそ取り組んでいるわけです。
1番仕事できる人は、「ほどほど」の人!
結論から言ってしまうと、3つのグループの中で活躍できたのは③のグループ!
- 最も仕事のスキルの上達が早い
- 安定して仕事に取り組める
- コツコツと定期的に成果を出す
③(仕事にほどほど)のグループが1番上記の項目でハイスコアだったのです。
つまり、「自分の向き・不向きを考え、客観的に考えられる人が、スキル上達も1番早く、安定した成果を出せる」と研究チームは結論づけています。
仕事がデキる人は、適度にサボる
仕事がデキる人は、上手に「手の抜きどころ」を知っている人ともいわれます。
つまり、仕事や勉強がデキる人たちは「サボるコツ」を知っているのです。
サッカー界のスーパースター「メッシ」も、サボりの達人です。
彼は、一般的なFWたちよりも1試合における総走行距離が少ないのです。
でも、ここ1番、絶対に重要な場面というシーンでは全力でプレーする。むしろ力を温存していた分、ほかの選手たちよりも高いパフォーマンスを発揮できるのです。
常に全力でプレーしていたら「天才メッシ」といえども、あそこまでの高いパフォーマンスは発揮できません。
- どこに力を注ぐのか
- どこで手を抜くのか
その見極めが大切。重要な場面で手を抜いてしまっていたら、一気に仕事がデキない人の仲間入り。
まずは自分の仕事を知り、その見極めができるようになりましょう。
でもどうして、スゴイ情熱を持っているにもかかわらず、短期的にしか成果を出せないのでしょうか?
どうして、強い情熱があると成功しにくくなるのか?
それは「情熱が強い分、自分に課す課題や理想も高くなってしまうから」です。
その高すぎる理想や課題が、そのうち大きなプレッシャー・ストレスに変わるのです。
そうして理想と現実のギャップに苦しんだり、燃え尽きてしまったり、挫折したりしてしまうと、研究チームは述べていました。
つまり、夢ばかり見て現実を見られない人が失敗してしまうのです。当然と言えば当然かもしれませんね。
結局、夢を追って仕事をしてもいい。
好きなことを仕事にしてもいい。
でも好きなことを仕事にしないと人生終わりなど、極端に考えるのはNG。
夢や大きなものを目指せば、当然それ相応のストレスもかかるもの。
その時こそ、冷静になって現実を見るようにしましょう。
大きく分厚い壁は、冷静に分析しなくては突破できないのです。
僕個人としては、あなたには夢を追いかけて生きて欲しい。
好きなことをして生きてほしいと思っています。
そのためには、焦ってはだめ。
仕事にやる気は、必要ない!
今まで見てきたように、仕事に極端なやる気は不要です。
それどころか長期的に見ると、やる気がありすぎる人はあまり良い成果を残せない。
童話に「ウサギとカメ」の話がありますが、まさにそれを表しているといえるでしょう。
- 何事もコツコツやることが重要
- やるべき時に、全力で
- アクセルとブレーキの使い分けを見極めよう
壁にぶつかった時こそが、大切
なので、情熱だけで「最初からアクセル全開」で飛ばすことだけはやめてください。絶対に燃え尽きてしまうから。
それに常に全力疾走していたら、マラソン選手でさえ42.195キロを完走することは困難です。
そんな時こそ、壁にどう立ち向かっていくかが大切。
決断力が欲しい 判断力のある人になりたい 決断力を磨きたい そんな想いに応えます。「決断できない自分」に悩んでいる人って、意外とたくさんいると思います。「自分という人生」で大きな決断をす[…]
壁の乗り越え方で、仕事ができる人、勉強ができる人が決まるといっても過言ではありません。
それくらい壁で挫折したり、大きくタイムロスしたり。
壁の乗り越え方を知り、大きく飛躍できる人になりましょう。
- 完璧を求めるな。
- ほどほどであれ。
- 世の中に、完璧なんてない
わっちこんにちは、ムダに多くの「空気を読む」って、くだらないなと感じるわっちです。 さて、人生は選択の連続です。あなたは人生で迷った時に、どんな選択をしていますか?たった1度きりの人生、後悔[…]