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「アクティブファンド」は儲かる?初心者が知るべき仕組み・リスク・メリットを徹底解説

「投資信託って気になるけど、インデックスとアクティブって何が違うの?」

 

そんな疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。特に20代・30代の方の中には、「プロに任せれば安心なのかな」「でもコストが高いって聞くし…」と迷って、なかなか一歩を踏み出せない人もいるはずです。

 

アクティブファンドは、市場を上回るリターンを目指せる一方で、コストや運用者の腕に左右されるリスクもあります。

 

私自身、投資を始めた頃は「高いコストでも勝てるのでは?」と思い込み、失敗した経験があるので、その気持ちはよくわかります。

 

この記事では、アクティブファンドの仕組みからメリット・デメリット、初心者が選ぶ際のチェックポイント、実際のおすすめファンド例までをわかりやすく解説します。

読み終える頃には、アクティブファンドの特徴をしっかり理解し、「自分はアクティブファンドに向いているのか、それともインデックスの方が合っているのか」を判断できるようになります。

👉 この記事でわかること(要約)

  • アクティブファンドの基本的な仕組みとインデックスファンドとの違い
  • メリットとデメリットを投資初心者向けに整理
  • 初心者が失敗しないための選び方・比較ポイント
  • 日本で人気のアクティブファンド事例(2025年最新)
  • 初心者が実際に始めるための具体的なステップ

 

アクティブファンドとは?

アクティブファンドとは、ファンドマネージャーや運用チームが積極的に銘柄を選び、市場の平均的なリターン(ベンチマーク、例えば日経平均やS&P500など)を上回ることを目指す投資信託の一種です。

 

インデックスファンド(市場の指数に連動するように運用されるファンド)とは異なり、アクティブファンドは運用者のスキルや判断に基づいて、特定の銘柄やセクターに投資することで高いリターンを追求します。

アクティブファンドの仕組み

  1. 運用方針:
    • アクティブファンドは、特定の投資戦略(例:成長株への投資、割安株の選定、特定の業界への集中投資など)に基づいて運用されます。
    • ファンドマネージャーが市場調査や企業分析を行い、どの銘柄を買うか、売るかを決めます。
    • 目標は、ベンチマーク(例:TOPIXやMSCIワールドインデックス)を上回るリターンを実現すること。
  2. 運用コスト:
    • アクティブファンドは、専門家の調査や頻繁な売買を行うため、信託報酬(運用管理費用)や売買手数料が高めです。通常、インデックスファンドの信託報酬(年0.1~0.5%程度)に比べ、アクティブファンドは1~2%以上になることもあります。
  3. リスクとリターン:
    • アクティブファンドは市場を上回るリターンを目指す分、リスクも高くなる傾向があります。
    • 運用者の判断が成功すれば大きな利益を得られますが、失敗するとベンチマークを下回る可能性もあります。

アクティブファンドとインデックスファンドの違い

項目アクティブファンドインデックスファンド
運用目的ベンチマークを上回るリターンベンチマークに連動するリターン
運用方法ファンドマネージャーが銘柄を選定指数に沿った銘柄を自動的に投資
コスト高い(信託報酬1~2%以上)低い(信託報酬0.1~0.5%程度)
リスク高い(運用者の判断次第)市場並み
リターン市場を上回る可能性も下回る可能性も市場とほぼ同等

アクティブファンドのメリット

  1. 市場を上回る可能性:
    • 優秀なファンドマネージャーが運用するファンドは、市場の平均以上のリターンを出すことがあります。たとえば、特定の成長分野(AI再生可能エネルギーなど)に特化したファンドは、市場全体が低迷しても高いリターンを生む可能性があります。
  2. プロの運用:
    • 投資の知識が少ない初心者でも、プロのファンドマネージャーに運用を任せられるため、個別銘柄の選定や市場分析の手間が省けます。
  3. 柔軟性:
    • 市場環境に応じて投資先を変更できるため、経済の変動やトレンドに柔軟に対応可能です。
  4. テーマ型投資:
    • 特定のテーマ(例:ESG投資テクノロジーヘルスケア)に特化したアクティブファンドが多く、投資家の興味や価値観に合った選択ができます。

アクティブファンドのデメリット

  1. 高いコスト:
    • 信託報酬や売買手数料が高いため、長期投資ではコストがリターンを圧迫する可能性があります。
    • 例:年2%の信託報酬は、20年で投資元本の約33%をコストとして失う計算になります(複利効果を考慮)。
  2. パフォーマンスの不確実性:
    • アクティブファンドの多くは、長期的にインデックスファンドを上回ることが難しいというデータがあります。S&P Globalの調査(SPIVAレポート)によると、10年間で約85%のアクティブファンドがベンチマークを下回っています。
  3. 運用者のスキル依存:
    • ファンドの成績は運用者の能力に大きく左右されます。優秀なマネージャーが退職・交代すると、パフォーマンスが落ちるリスクがあります。
  4. リスクが高い:
    • 特定の銘柄やセクターに集中投資する場合、市場全体が好調でも損失を出す可能性があります。

 

初心者がアクティブファンドを選ぶ際に必要な視点

アクティブファンドに投資する際、初心者が特に注意すべきポイントを以下にまとめます。

  1. 目的とリスク許容度を明確にする
    • 投資目的:老後資金、短期的な資産増加、特定のテーマへの投資など、なぜアクティブファンドを選ぶのかを明確にしましょう。
    • リスク許容度:アクティブファンドは価格変動が大きい場合があります。損失が出ても耐えられるか、自分のリスク許容度を確認してください。
    • 例:若くて長期投資が可能な人はリスクを取れるが、退職間近の人は安定性を重視すべき。
  2. コストをしっかり比較する
    • アクティブファンドはコストが高いため、信託報酬や販売手数料を必ずチェック。同じカテゴリーのファンドでもコストは大きく異なる場合があります。
    • 例:信託報酬が1.5%のファンドと0.8%のファンドでは、20年間の運用で大きな差が生まれます。
    • ノーロードファンド(販売手数料無料)の選択も検討。
  3. 過去のパフォーマンスを参考程度に
    • 過去の実績は将来の成果を保証しません。ただし、長期的に安定した成績を上げているファンドは運用者のスキルが高い可能性があります。
    • チェックポイント:
      • 過去3年、5年、10年のリターン
      • ベンチマークとの比較(上回っているか)
      • ボラティリティ(価格変動の大きさ)
  4. ファンドの運用方針を理解する
    • アクティブファンドは運用方針が多様です。投資先(例:日本株、米国株、新興国、特定の業界)や戦略(成長株、割安株、配当重視など)を確認し、自分の投資目標に合うか判断しましょう。
    • 例:テクノロジー株に特化したファンドは成長性が高いが、市場の変動に敏感。
  5. ファンドマネージャーの実績と評判
    • 運用者の経歴や過去の運用成績を調べる。運用チームの安定性(頻繁な交代がないか)も重要です。
    • 情報源:ファンドの目論見書や運用報告書、運用会社のウェブサイト。
  6. 分散投資を意識する
    • アクティブファンド1本に全額投資するのはリスクが高いです。複数のファンドやインデックスファンド、債券などを組み合わせて分散投資を心がけましょう。
  7. 税金や手数料の影響を考慮
    • 日本では投資信託の売却益に約20.315%の税金がかかります。アクティブファンドは売買が頻繁なため、分配金の再投資や売却時に税金が発生しやすい点に注意。
  8. 長期投資を前提にする
    • アクティブファンドは短期的な値動きに一喜一憂せず、5年以上の長期投資を前提に選ぶのがおすすめ。短期売買は手数料や税金の負担が増えます。

 

アクティブファンドの選び方(具体例)

初心者がアクティブファンドを選ぶ際のステップを、具体例で解説します。

  1. ステップ1:投資目標を設定
    • 例:30歳、10年後に500万円の資産を築きたい。リスクは中程度まで許容。
    • 選択肢:成長株中心のアクティブファンド(例:グローバルテクノロジーファンド)。
  2. ステップ2:候補を絞り込む
    • 投資対象:米国株やグローバル株に特化したファンド。
    • コスト:信託報酬1.0%以下、ノーロード(販売手数料無料)。
    • 運用実績:過去5年で年平均リターン8%以上、ベンチマーク(S&P500など)を上回る。
  3. ステップ3:情報収集
    • 目論見書:ファンドの運用方針、投資対象、コストを確認。
    • 運用報告書:過去のリターンやポートフォリオの内訳をチェック。
    • 金融機関の比較サイト:楽天証券、SBI証券、モーニングスターなどでファンドを比較。
    • Xやウェブの情報:投資家や専門家のレビューを参考(ただし、個人の意見は偏りがある場合も)。
  4. ステップ4:少額から始める
    • 例:毎月1万円の積立投資でスタート。NISA(少額投資非課税制度)を活用すると税金の負担が軽減。
    • 楽天証券やSBI証券では、100円から積立可能なファンドも多い。
  5. ステップ5:定期的に見直し
    • 年に1~2回、ファンドのパフォーマンスや市場環境をチェック。運用方針が変わったり、成績が悪化したりした場合は乗り換えを検討。

 

初心者におすすめのアクティブファンドの例

日本で人気のアクティブファンドをいくつか紹介します(2025年8月時点の情報に基づく、一般的な例)。

具体的なファンド名は変更される可能性があるため、最新情報を確認してください。

  1. ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)
    • 特徴:日本の中小型株を中心に投資。成長企業を厳選。
    • 信託報酬:約1.0%(運用資産額により変動)。
    • 初心者向けポイント:運用者の顔が見える(藤野英人氏など)、長期的な視点での運用。
  2. グローバルAIファンド(複数の運用会社)
    • 特徴:AIテクノロジー関連のグローバル企業に投資。
    • 信託報酬:約1.5~2.0%。
    • 初心者向けポイント:成長分野に投資したい人向け。ただし、テクノロジーセクターの変動リスクに注意。
  3. アクティブESGファンド(例:アライアンス・バーンスタインなど)
    • 特徴:環境・社会・ガバナンス(ESG)に配慮した企業に投資。
    • 信託報酬:約1.2~1.8%。
    • 初心者向けポイント:社会貢献とリターンを両立したい人に人気。

 

アクティブファンドに関するよくある誤解

  1. 「アクティブファンドは必ず儲かる」
    • 誤解:プロが運用するから確実にリターンが高いと思われがち。
    • 事実:市場を上回るのは難しく、失敗するファンドも多い。
  2. 「高いコスト=高いリターン」
    • 誤解:コストが高いファンドは運用が優れていると思われがち。
    • 事実:コストが高いほどリターンが圧迫される可能性が高い。
  3. 「過去の成績が良いファンドは安全」
    • 誤解:過去に好成績なら今後も安心と思われがち。
    • 事実:市場環境や運用者の交代で成績が変動する。

 

初心者がアクティブファンドを始めるための実践ガイド

  1. 証券口座を開設:
    • 楽天証券、SBI証券、マネックス証券など、初心者に使いやすいネット証券を選ぶ。
    • NISA口座を活用すると税制優遇を受けられる。
  2. 少額から積立投資:
    • 月1,000円~1万円程度の積立投資でリスクを抑える。
    • ドルコスト平均法(定期定額購入)で価格変動リスクを軽減。
  3. 情報収集を続ける:
    • モーニングスターや投信協会のウェブサイトで最新情報を確認。
    • Xで「#投資信託」「#アクティブファンド」などで投資家の意見を参考(ただし、信頼性は慎重に判断)。
  4. 専門家に相談:
    • IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)や銀行・証券会社のアドバイザーに相談する。ただし、販売手数料目的の勧めには注意。

 

Xやウェブからの最新情報

Xでの検索(2025年8月時点)によると、アクティブファンドに関する議論では以下のような意見が見られます

 

  • ポジティブな声:特定のテーマ型ファンド(AIESGなど)は成長期待が高く、投資家の関心を集めている。
  • ネガティブな声:インデックスファンドに比べてコストが高く、長期リターンが劣るケースが多いとの指摘。
  • トレンド:ESGテクノロジー関連のアクティブファンドが人気。日本の投資家は「ひふみ投信」や「グローバルAIファンド」への関心が高い。

 

ウェブ情報(モーニングスターや投資信託協会など)では、アクティブファンドの長期パフォーマンスがインデックスファンドに劣る傾向が引き続き指摘されていますが、特定のニッチ市場(例:新興国や小型株)ではアクティブファンドが優位性を発揮するケースも報告されています。

 

 

まとめ:アクティブファンドは「目的とリスク管理」がカギ

アクティブファンドは、プロの運用によって市場を上回るリターンを狙える魅力的な投資商品です。

しかし同時に、コストや運用者の力量に左右されやすいリスクもあります。

 

大切なのは、「なぜアクティブファンドを選ぶのか」目的を明確にし、自分のリスク許容度に合った商品を選ぶことです。

 

さらに、インデックスファンドや債券と組み合わせて分散投資することで、より安定した資産形成につながります。

 

投資は一度で完璧な答えを出す必要はありません。少額から始めて、定期的に見直しながら自分に合ったスタイルを見つけることが、長期的に成功する最大のポイントです。

 

「アクティブファンドって難しそう」と感じていた方も、今回の記事をきっかけに、自分に合った投資スタイルを考える第一歩を踏み出してみてください。

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