人生は、出逢った言葉の質と量で決まる!人間は自分の走っている言葉通りの人生を歩んでいるのだ。(p.4 プロローグ より)
本書はこのような言葉から始まる。確かに、僕も「言葉の力は偉大」だと日々、常に感じている。言葉1つで、相手を傷つけたり、相手をどん底から救い出すことができるのだ。言葉はお金があるないにかかわらず、すべての人が持ち寄る最強の武器だと思う。だからこそ、たくさんの良い言葉のシャワーを浴びておき、必要な時に必要な言葉を発せられる人間になりたいと痛感した。
死ぬまでに仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉
著者はあらかじめ読書しておいたおかげで、どんな壁にぶち当たっても、全てが「想定済み」として、楽しみながら乗り越えることができたという。そして本書では、20代で出逢っておきたい言葉のシャワーを、著者自らが厳選したとのこと。
誰が読んだ方がいいか
この本は20代に限らず、10代〜30代くらいまで読んだほうがいいと感じた。とにかく、「言葉を多く知っていて損はない」と日々痛感している。言葉によって自分の意識が変わる。そうして行動が変わる。すると今度はあなたの人生が大きく変わっていくだろう。
言葉にはそれくらいの力があると思っている。そういう僕も以前、1冊の本に出会ってから人生が大きく変わりだした。そこからの人生は長期的に見れば幸運なことだらけだと思う。確かに、断片だけを切り抜けば、辛いことや苦しい時もあった。
けれども、言葉を知り、出来事の「解釈を変える」だけで、人生はよりカラフルにすることができた。いい言葉に出逢う。それは、より多くの幸せを見つけることのできる力が備わるのだと痛感した。
僕が共感したところ
どんなにたくさんの人から認められても、自分で自分を認めてあげられないのは不幸。(p.25 人生 より)
「自分で自分を認めてあげられない」それは本当に不幸だと思う。他者からの承認でしか、自分を認めてあげられないなんて、そんなのとても生きづらい。それに疲れてしまうだろう。
誰にも認められなくてもいい。誰からも承認されなくてもいい。でも、あなただけはあなたの味方であるべきだ。あなたの人生を決めるのは、いつだってあなただけ。他人に決断を委ねるのももったいない。人生は一度きり。自分をとことん愛し、自分を好きになっていこうと再認識させられた。
時間増やす方法は何か新しいことをするのではなく、不要なことをやめてしまうこと。(p.71 時間 より)
本当にお金よりも何よりも、時間が大切だと最近痛感している。時間さえあれば、お金も好きなことを存分に楽しむことだって出来るだろうと思っている。そう、一度過ぎ去ってしまった時間は、もう二度と取り戻せない。「今という瞬間」は今だけなのである。日々常に時間を失っているという感覚。それを僕たちは忘れている気がする。そんな時間という大切なものを再認識することができた。
だからこそ、自分の人生に不要だと思った事は、即やめる覚悟と決意を持つことだ。人生において無駄にしてる時間なんてそうそうない。いや誰にだってあるはずがない。人と惰性で付き合うことにも意味はないだろう。そんなことをしているくらいなら日々明日の自分のために、少しでも自分磨きをしておきたいと感じた。
おわりに
この100の言葉だけで、20代の語彙は大丈夫だということではないだろう。この本をきっかけとして、これからも向上心を持って、より多くの良い言葉のシャワーを浴び続けていきたいと感じさせてくれた本であった。
そう、この世の中のすべては先生である。これは大切なことだと思う。常に謙虚で何かを学ぼうとし続ける。それこそが向上心も高くなり、そして自己成長も早くなるだろう。僕は謙虚さは大事だと心から思っている。
それにはこの世の中の全てを学ぼうとする意識。全てが先生であると本心から思うこと。その姿勢や心がけを持っていれば、何事にも謙虚になれるだろうと僕は思っている。そしてそんな姿勢が、「自分の望む未来」につながっていくんだろう。
本当に読んで損はないと感じる。きっと楽しく読めて、すぐに人生を変えていくことができるだろう。すべての決断の集大成こそが、その人の人生を決定づけているのだ。あなたもぜひこの機会に一読してみてはいかがだろうか。