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夢をかなえるゾウ 水野敬也

【書評】『夢をかなえるゾウ』 水野敬也

 

 

夢をかなえるゾウ

著者:水野敬也

出版社:飛鳥新社

「成功法則書を読んでも人が成功しないのはなぜか?」世の中にはこんなに多くの成功法則書、ビジネス書があふれているのに、成功者が増えたという話は聞いたことがありません。なぜだろう? ずっと感じていた疑問でした。そしてこの疑問に対する1つの解答を用意したのが本書です。

 

成功を願う普通のサラリーマンとぐうたら神様ガネーシャ。ガネーシャはこう言います。今から自分が出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する――。

 

 

 

この本はどんな本か

「ガネーシャ」と呼ばれる人間の体と象の頭を持ったインドの大衆神が、僕に対してアドバイスしていく物語だ。小説ベースで書かれた「人生をより良くするためのヒントが書かれた本」である。

 

短編形式のような1話完結の話のようでありながら、実はつながっている。主人公である普通のサラリーマンが、ガネーシャとの出会いによって少しずつ人生を幸せにより豊かになっていく。そんなお話である。

 

はじめのうちは、ガネーシャの教えに対して疑問を感じたり、時には反抗などしていた主人公。しかし終盤では普通のサラリーマンでしかなった主人公が、まるで悟りを開いたかのような境地に達するのである。

 

「これをやれば幸せになれる。つべこべ考えずただやれ。」という感じでスタートする。しかし次第に、どうしてこれをやったらいいのか、それをやることによってどんないいことがあるのか。主人公による解釈や、理解も興味深く、読んでいて飽きない。また主人公を通して、人生をよりよいものに変えていく人生を追体験できるのもおもしろい。

 

それによって自分も実際に、行動を起こしてみようと思えるだろう。なおかつ他の自己啓発や実用書と違い、とても読んでいておもしろい。ページ数としては300ページを超えているが、おもしろさのあまり僕は一気に読みきってしまった。

 

 

僕がこの本を読もうと思ったきっかけ

僕が本書を読もうと思ったきっかけは、大ベストセラーとなっていたからだ。他にも理由はたくさんある。理由としては以下もある。

  • 本書の続編として、『夢をかなえるゾウ2』と『夢をかなえるゾウ3』が出版されていたこと
  • 映画化やドラマ化がされていたこと
  • 出版から10年も経ってしまっているが、いまだにたくさんの人が読んでいるということ

 

これだけの事実が、僕に本書を読むきっかけを与えてくれた。

 

 

僕がこの本を読む際に意識したこと

読む際に意識したことは、正直言ってなかった(笑)僕はこの本が、読むまでどのような内容の本なのかすら全くわからなかった。だから最初は、購入してから実際に読むまでに時間がかかった。半年程度、積ん読状態で僕の本棚の中にしまわれていた。笑

 

そして帰省の際の高速バスの中で暇になると思ったので、ついでにこの本を読んで帰ろうと思った。それが購入してから、この本書を読むきっかけだ。

 

 

この本が最も伝えたかったこと

簡単にできる小さな習慣を積み重ねることで、誰でもみんな幸せになれる」ということだ。幸せは何も、一部の人だけが手にしているものではないのだ。ただ僕たちは、幸せを比較してしまうことによって、幸せを実感できにくくなっている。

 

SNSやテレビメディアの発達で、華やかな人生を送っている瞬間を多く目にするようになってしまった。そのような写真を上げている瞬間以外のことを、人はあまり想像できない。人と比べて自分を不幸だと決めつけてしまっている人が多いんじゃないかな。

 

 

この本の感想

この本が出版されたのは、2007年のことである。今から10年以上も前だ。僕はこの本を出版から10年の時を経て読んだ。しかし内容は、全く時代遅れという事は感じなかった。現代はとても変化の速い時代だ。

 

昔の当たり前が、どんどん当たり前ではなくなってきている。けれどもこの本は、この変化の速い時代においても、とても有効な本である。いや人生を幸せにするためにする事は、もしかしたらいつの時代も変わらないのかもしれない。そんなことを感じさせてくれる本である。

 

 

おわりに

何度も言うが、「人生をより良くしていきたいと思うのならば、難しいことをする必要はない」ということに改めて気づかされた。

 

と言うよりも「幸せ」は今、みんな誰しもすでにもっていて、もう生きてるだけで幸せなんだってことを気づかせてくれる。あなたも読んでみてはいかがだろうか。

 

 

 

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米国株が好きで分析しています。テック系グロース株、新興企業多め。