まず始めに【絶対にこの本を読んではいけない人】
- 憧れの大企業に入れたぜー!正直仕事は楽しくはないけど、今の給料には満足してるし、将来は安定だから最高っしょ!羨ましいだろ~
- 私はキャビンアテンダントになりましたー!将来はお金持ちと結婚して豪遊したいです~。みんなの憧れキャビンアテンダント、やったー!
- 今の会社は、与えられたことをやっているだけで年収1000万!30代で年収1000万だぜ~、他の会社になんて行くわけないじゃん!
これを読んだら、自分の将来にこれでいいのかと考えてしまうでしょう。そして、自分の人生に本当に正しいのか不安になって、隣の芝生が青くみえてしまう。なので、自分はこんな感じだという人は、この本を読んではいけません。絶対です。
誰向けの本か
逆に【この本を読んだほうがいい人】
- 若くて向上心があるひと
- 世の中良くしていきたいと本当に思ってる
- 堀江貴文、落合陽一、前澤友作、前田裕二、見城徹、この人たちの名前に少しでもピンときた人、またはこの人たちの誰か1人でも好きな人
この人たちはこの本は面白く感じると思う。上記の著者は実はその編集者が箕輪氏なのだ。編集者と言うものは1番著者に向き合って、著者の言葉の本当の意味を知ってそれを体現する人だと言っている。本当にこの人はこの上記に書いた著者と一緒に本を作り上げ、それを自らが1番体現し行動している人だ。だからホリエモンよりもホリエモンらしく、しかも落合さんや前田さんの思考まで持ち合わせている。むしろその人たちよりも最先端をいってる。全ての能力、思考を掛け合わされた時代の最先端を行く人だと感じる。
どうして僕がこの本を手に取ったか
なんといってもこの『死ぬこと以外かすり傷』って言うタイトルを本屋で見たときに、とても強烈でインパクトがあった。そしてその中身を知りたいと思ったし、堀江さんと落合さんの推薦文を読んでとても興味があった。その人たちが推薦する本なら読んでみたいと思ったためです。
これらを総合して、この本を手に取った次第である。
著者紹介
NewsPicks Book編集長 箕輪厚介の初の著書。
ベストセラー連発! わずか1年で100万部突破!天才編集者の革命的仕事術がここに明かされる!堀江貴文『多動力』、落合陽一『日本再興戦略』、佐藤航陽『お金2.0』、前田裕二『人生の勝算』など、幻冬舎に身を置きながらも月給の20倍もの収益を副業で稼ぎだす。オンラインサロン「箕輪編集室」を主宰し、1300名を集め、さまざまなイベントやプロモーションで「熱狂」を生み出していく。
「箕輪君は今一番速い。1週間単位で成長している。多動力を使えば成り上がれることを彼は証明した」堀江貴文
「熱量の高いバカなテンションを潰す世界にしてはいけない。この本はリスクを取るバカを増やしてくれる」落合陽一
【著者からのメッセージ】
生き方、働き方、商売の仕方。
今後5年で、すべてのルールが変わる。
今までのやり方を捨て、変化に対応できる者だけが勝つ。
無知こそ武器だ。バカになって飛べ!
こっちの世界に来て、革命を起こそう。
感想
ホリエモンも然りこの人も然り、日本にいる大半の人はこのような人たちを危険人物となみなしているのかなと本を読んで感じた。
この箕輪厚介さんも既存の編集者と言う仕事にとらわれず、その既存の「編集者」と言うもの自体のちゃぶ台をひっくり返してしまっている。出版は衰退している。従来のままではだめだ。「新しい編集者」のあるべき形を作り上げていっている。そうした中で、一部編集者や、批評家から、「この人の作った本は面白くない」や「編集者じゃない」などたくさんの批判を受けているらしい。
確かにこの人は異常者だと僕も感じる。
高校の授業中は机の上で亀を飼っていた。机のサイズと同じ大きさの水槽に砂利と水を入れて亀を飼う。当然、教科書もノートも置くことが出来ない。授業のボイコットでもなければ、窓ガラスを割るわけでもない。独特の世界観による自己主張。教師も戸惑っていた。(1章「予定調和を破壊せよ、退屈な世界に火を放て」よりP.47)
と著者は語っている。はっきり言って、この人は頭がおかしい、狂っていると言う以外にどう表現すればいいのだろうか。それでも彼は、早稲田大学に合格するほどの頭の良さだ。
こんな風に「狂っているような人」に、なぜだか僕は心底惹かれてしまう。そして尊敬してしまう。僕もこんな風になりたいと。
周囲の様々な批判に屈せず、「自分のやりたいことを貫いている」人はかっこいい。
そして、いつまでも「〇〇すべき」だとかそういう固定観念に縛られているような人たちは、僕は「すごいダサイなぁ」と思う。これだけ変化の速い時代で、いつまでも昔のやり方に縛られていたのではどんどん衰退していく。
おっさんの言うことは無視しろ
おっさんの言うことを無視しろ。それは凝り固まった固定観念を持った「〇〇すべき」と言ってくる人たちに対してとても有効だと思う。確かに年長者の方々は、僕たちよりも長く生きている分、経験も実績もある。本当に僕たちのことを想って、僕たちのためになるような言葉をいただけることもあるだろう。何よりも僕たちのことを思って言ってくれてる場合(両親や学校の先生)は、特にそうかもしれない。
でも、本当にそれでいいのか「自分の心」に問いかけてみてほしい。その人たちの言うことを聞いて、自分のやりたいことを一生我慢して生きていく。そして死ぬときになって、「やっぱりあの時やっとけばよかったなぁ」なんて思って僕は死にたくない。
「自分の人生は自分で責任を取る」くらいの気持ちを持っているならば、全力で自分のやりたいことをやっていい。どんなに両親や祖父母に反対されようと、やっていい。いつか自分のことを思ってくれる大切な人たちを絶対に後悔させない。感謝させてあげる。という覚悟くらい持てるようになる。
- 両親の言うことを聞く、年長者の言うことを聞いて、その人たちのために生きるか。
- どっちつかずの中途半端のまま生きていくのか。
- たとえ反対されようと、自分のやりたいことを貫いていつか恩返ししようと思うか。
僕だったら、迷わず3を選ぶ。
それになんだかんだ両親や祖父母、先生も、僕たちが本気でやりたいことの「覚悟」を示されたら応援してくれる。ただ心配しているだけなんだ。
僕は1度しかない人生、どうせなら死ぬときに公開して死んでいきたくない。人生を最大限に謳歌して生きていきたい。誰に何を言われたっていい。バカにされようが構わない。この本はそう感じさせてくれる。若い子たちに、無限大の可能性と夢を与えてくれる本だ。
「自分のやりたいことを、本気でやってみたい」という思いを加速させてくれる最高の一冊である。あなたも1度、手にとってみてはいかがだろうか。