人生は選択と判断、決断の繰り返し。直感を鍛えれば意思決定が速くなり、後悔しない人生を送れるといいます。あなたもちょっとしたコツを掴んで、最高の決断が出来るようになる「テクニック」を学んでみませんか。
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直感力
直感を信じて選び決めることで、自分にとって正しく、後悔しない決断の確率を大きくアップさせる。直感とは人生における選択と決断の最大のよりどころとなる能力です。(p.3 はじめにより)
まず初めに、そもそも直感とは何かを定義しておきましょう。直感とは、論理的な思考や意識的な観察を介さず、無意識に意思決定や判断が行われること。つまり、「なんとなく」こそが直感ということです。以下で直感についてまとめてみます。
- 「なんとなく」は最強の意思決定
- 直感は技術である
- 行動しなければ直感は得られない
直感のメリット
- 決断が速くなる
- 後悔が大きく減る
自分の直感を信じるとは、結局のところ自分自身を信じるということなのです。私たちが「なんとなく」感じる最初の直感は、ほぼ当たると言われています。イスラエルのある大学の研究では人間の直感は90%近い確率で的中することが証明されています。
なんとなくという直感には、根拠がある
直感とは、「脳がこれまでインプットしてきた経験や学習のデータベースから、無意識に手がかりやヒントを見つけてそっと教えてくれる答え」のこと (p.24 一章 直感力を味方につけるより)
つまり直感は、いきなり思いついたように感じますが、過去の経験の記憶だったり、体験から導き出された立派な思考の1つということなんです。なのでたとえ初対面でも、第一印象という直感で、ほぼ判断できてしまうということです。まぁもちろん外れることもあると著者は述べていますが、それは稀なケースだと著者は断言しています。
自分の直感を信じてザクザク決断して、サクサク仕事や勉強進められたら、とても清々しい気持ちで、仕事もたくさんできそうですね。直感を信じて、ガンガン行動していきましょう!
直感を鍛えることができる技術だ
僕はこの本を読むまでは、直感とは何か天才たちに突然起こる、「ひらめき」のようなものだと感じていました。けれども先ほど述べたように、直感とは積み重ねた知識や経験、記憶のデータベースから引き出されたものであると知りました。
つまり、経験や記憶、知識をたくさん積み重ねることによって、直感をどんどん研ぎ澄ますことができるということです。そして直感を最大限活かすために著者は、「自分の直感を信じろ」と述べています。
この本を読んで、僕が思ったこと
この本を読んで「自分の直感に従って、どんどん行動してみよう」と思うことができた。何事も量からしか質は生まれないんだなということも実感しました。まあ当然のことといえば当然の事ですね。
この本を読んでも行動しなければ、直感力が増えないし、人生も何も変わらない。だからこそ、直感を信じて、行動してみることが何より大切ですね。最初は失敗をたぶんするだろう。けれども少しずつ軌道修正して、直感の精度を高めていけばいいのではないかと思っています。
やっぱり何事も、何度もチャレンジしたり挑戦する機会が多いというのは、強みだと感じます。あれこれ考えたり、悩んだりして結局、行動できないなんてのは本当にもったいないと最近強く感じるようになりました。失敗したっていいんですよね。馬鹿にされたっていいのかもしません。ただそこで腐らず、「どこが間違っていたのか」、「どう直せばいいのか」を考えることができればいいんだと思います。
そもそも完璧な人なんていないんですから。失敗をしない完璧な人なんていない。他人の失敗をバカにして笑ってる人って、すごいダサイですよね。自分は何もしてないのに、誰かが勇気を持って挑戦したことにいちゃもんをつける。
物事に100%求めず、70%で見切り発車する。そうして、少しずつトライ&エラーを繰り返す。間違えたら、軌道修正していく。将来なんて誰もわからないんですから、とにかく動き出して間違いを少しずつ潰していく。それくらいの軽い気持ちで、チャレンジしていっていいと思います。
今の時代は意欲のある、チャレンジ精神のある、向上心がある人には、本当に良い時代だと思います。チャレンジできる機会にとても恵まれていると思います。変化が激しい時代だからこそ、経験だけでなく、「気持ちや熱量」で勝負ができる。
直感が発揮されやすい様々な環境
- 多くの知識、経験
- 心の余裕、精神の安定
- 楽しさやおもしろさによる行動
- 1つの分野を極め、さらに趣味も大切にする
- 休むときはしっかり休む
僕の経験上確かに心の余裕だったり、精神的な安定があると視野を広く取れて、普段気づかないようなことに、とても気づけるという経験があります。やっぱり精神的余裕、心の余裕は大事ですね。
考えてみてください。「背水の陣で、絶対に失敗できない」なんていう状態。確かに自分の本来のパフォーマンスを発揮しづらいと思いませんか?オリンピック選手だったり、プロ選手もよく、「楽しんで試合をしたい」と言いますが、これらの影響もあるのでしょう。
また自分の夢や理想に忠実に取り組んでいるとき、人は直感を発揮しやすくなると言われています。自分の幸せを求めて行動してる時ってやっぱり、「どうしたらいいか」って真剣に考えるので、あらゆることが総動員されて良い決断をしやすくなるのかもしれませんね。
でも1つだけ注意があります。過剰に成果ばかり求めるようになってしまうと、失敗を恐れるようになってしまい、直感が鈍ったり創造性が損われると言われています。なので楽しんでやることが大切ですね。あまりにも無謀なことに挑戦するのではなく、「ちょっとだけ頑張れば達成できる」くらいがいいかもしれません。