みなさんは疲れたからといって、休みの日にテレビを見ながらゴロゴロしていませんか?運動やスポーツなどの肉体的な疲労がたまっているときは、むしろゴロゴロしたほうがいいでしょう。けれども普段はデスクワークなど座った仕事ばかり、という方はゴロゴロしていると余計に疲れるのです。
そんなあなたのために、とっておきの回復法があるんです!
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デスクワークしかしてないのに「疲れている」と感じるのは、脳の錯覚のせい!?
“疲れている”と感じることの原因は、脳疲労にあると最近の研究で言われています。もちろんこれは肉体を酷使していないのに、体のだるさや、疲れを感じる場合の時です。毎日じっと座って事務作業しているだけなのに、すごい疲れる。
そういう場合は、「脳が疲れていると錯覚しているだけ」かもしれません。そういう場合に効果的な回復法があります。それは脳をはじめ、全身に血流と酸素を送るいうことですね。疲労回復のためには、血液循環を良くすることが大切なのです。
アスリートも実践している、アクティブレストとは
みなさんは「アクティブレスト」という言葉をご存知でしょうか?アクティブレストは今、海外やアスリートの間でよく行われている疲労回復法です。
アクティブレストは、もともとアスリートの世界に普及した回復方法です。彼らは練習計画でハードな日、軽めの日、そして休養日を設定して効率よくトレーニングに励みます。休養日だから完全に休むのではなく、休養日にも適度にカラダをほぐすような運動を行います。なぜなら、そのほうが疲労回復が早いということを経験的に知っているためです。
たくさん働いた週末やお酒を夜遅くまで飲んだ時など、「疲れているなぁ」と感じたときはゴロゴロしたくなりますね。けれども動かないと、かえって疲れやすくなってしまうのです。
何となくだるい、動きたくない。そんな時こそアクティブレスト!
ここで今一度、アクティブレストについておさらいしておきましょう。
「疲労回復=体を休ませる」と思われがちですが、実は身体を動かすことが疲労回復につながるのです。
アクティブレストの目的
アクティブ・レストの狙いは、「全身の血行をよくすること」と「筋肉のケアをすること」です。適度に体を動かすことによって血液の循環を良くし、老廃物の排出をうながすことによって、筋肉の回復につながるのです。
体をあまり動かしていないのに疲れを感じたときは、血液の流れを活発にしましょう。ゴロゴロしていると、脳に酸素をたくさん送り込まないといけないのに、その動作が行われななくなってしまうのです。疲れを感じたときは、動いて体を目覚めさせましょう。
疲れを感じた際に疲労回復に有効な運動
きついと感じない程度の、頑張らなくてもできる軽い運動が1番効果的です。特に一定のリズムで体を動かす運動がオススメと言われています。例えば、以下などは多くの研究から効果が認められています。
アクティブレストおすすめメニュー
- 散歩(ウォーキング)
- ジョギング
- 水中ウォーキング
- サイクリング
- ヨガ
- 水泳
有酸素運動の場合は、散歩やジョギング中でも「会話ができるくらいの速度」で行いましょう。軽く息が切れるくらいがおすすめです。あまりにも激しい運動はむしろ疲労につながってしまうので意識して楽しく運動していきましょう!
運動の際に気をつけること
大切なことなので何度も言いますが、激しい運動は無理にしないことです。散歩、あるいはジョギングをしていると、いつの間にか楽しくなってきてしまうことがあります。そんな時に、ペースを上げたり、運動を長時間やらないようにしましょう。
アクティブレストによって運動をすると、脳への酸素供給が多くなります。その結果、リフレッシュしたり、脳内にドーパミンやセロトニンなどの精神を安定させる物質が分泌されるようになるのです。適度な運動は、イライラやストレスを抑えて幸せな気持ちにすることができます。
運動による「乳酸」問題
運動をすると「乳酸がたまる」という話をよく聞きます。けれども実際は、乳酸が疲労を引き起こすわけではなく、さらに乳酸値が高くなるのはよほど激しい運動をしたときだけと言われています。
【まとめ】アクティブレスト
- 疲れた時に、あえて体に軽い負荷をかけることで疲れた脳をリフレッシュできる
- おすすめは有酸素運動をすること。
- 体を動かすことにより、血液循環がよくなる
- 少し汗ばむ程度のウォーキング、スローペースのジョギング、サイクリングをしよう