一度きりの人生、無駄にしない。自分は主人公。他人にどう思われてもいい。
この本のカバー裏の言葉です。この言葉から本書は始まります。
僕はこの言葉が大好きです。理由はシンプルで、この言葉に僕は救われたからです。このように言葉で表現してしまうと、大げさなことに聞こえる上に、とてもチープな感じがしますね。でも、当時の僕はこの言葉によって、本当に心が軽くなり助けられました。
これが発売されたのは、2015年11月15日。もう3年も前だということに驚きです。
【レビュー】『日本のみなさんにお伝えしたい48のwhy』厚切りジェイソン
僕がこの本を読むきっかけ!
僕とこの本の出会いは、東京の渋谷か新宿駅の本屋です。その頃僕は絶望していました。何かに救いを求めていたのです。僕は「大学編入」というものに、独学で挑戦していて何もかもが当時不安で、その上孤独でした。
編入のための経済の参考書を探しているときに、ふとこの本に出会ってしまったのです。それはちょうど、厚切りジェイソンさんが、「Why.ジャパニーズ・ピーポー?」というネタで、ブレイクしていた時のことです。
当時僕は、本を全く読みませんでした。勉強で忙しかったこともあるし、それ以上にまるで本に興味なかったのです。とはいえ僕は中学生の頃までは、本が大好きでした。けれども高校に入ってから全然読まなくなりました。理由は「携帯ゲームに熱中してしまった」からです。
そう何を隠そう、僕が読書が大好きになったのは、厚切りジェイソンさんのこの本のおかげです。僕はこの本を読んで絶望から希望に、そして勇気をもらってもう一度自分の人生にチャレンジすることができた。
【ザックリ紹介♪】本書はどんな本か
本書は厚切りジェイソン氏の、TwitterのSNSで人生相談始めたものを、抜粋しさらに加筆・修正を加えまとめたものです。本書によると、ジェイソンさんは日本が大好きだそう。日本をもっと良くしたいという思いが強く、このような活動始めたというのです。
日本が好きだから、少しだけでも良い方向に変えられたら本当に嬉しいとのこと。いい人すぎます。
【要約】本書が最も伝えたかったこと!
1度きりの人生だから、楽しもう。少しだけでも自分のために生きろ。人生はなんとかなる。(P.3 「はじめに」より)
僕は厚切りジェイソンさんのこの言葉で、ハッと目が覚めることができました。僕の今までの人生は「他人の目を気にして、いかに嫌われないようにするか」を考え生きてきたからです。それが過去の僕にとって、1番大切な価値観でした。親の期待に応えるだったり、友達に嫌われないように、自分を殺してでもそうして生きてきたのです。
今こうして振り返ってみると、本当にゾッとします。それは我慢の連続で、本当にストレスはたまるし何より辛かったからです。本書のこの言葉に出逢い、そんな自分を少しずつ卒業することができました。
僕は昔から、個性が強くて他人をあまり気にしない人間だったんだと、思い込んでいたが違いました。こうして本書の書評をすることで、「3年前にこの本に出逢ったから、僕の人生は変わったんだ」と再認識することができました。「本当にこの本に出会ってよかった」という想いばかりです。
他人と比較して生きていく人生は、本当に不幸しか招かないですよね。「他人は他人。自分は自分。」幸せかどうかは、他人と比較するのではなく、「自分が今、満足してるかどうか」で決めましょう。自分さえ満足していれば、人生ほんとに幸せだと感じます。
学べることが多い良書!【読書は苦手という人に特にオススメ】
日本という国を、アメリカ生まれという筆者が見たり、感じた違和感などを述べ、日本に住んでいたら気づかなかったような視点からたくさん述べられていて、とても「学べることが多い本」であると感じました。
日本に住んでいるとどうしても、それが当たり前として何もかも受け取ってしまうことがあります。でも他国から見たら、「日本の当たり前」は、まったく常識ではありません。それを外国人である著者が、自分たちを生きづらくする「日本の考え方や当たり前」にメスを入れてくれます。
- 「そんな生き方、辛くない?」
- 「もっとこうしたら、いいと思うよ」
実際に本書では、そうしたたくさんの指摘がされています。そんな指摘を「なんだよ、外国人がうるせえな」や「郷に入れば郷に従え」というスタンスで聞いていては、日本はドンドン衰退してしまうでしょう。
たとえ耳が痛いことであったとしても、「なるほど」と一旦受け入れてみるのです。そうして1度受けいれ、本当にいいのかどうか、吟味し行動していくことが大切だと僕は思います。
僕はあの時、厚切りジェイソンさんの本に出会えて本当によかったと、今でも思っています。「運命」といっても過言ではありませんし、僕の人生において間違いなくターニングポイントなった瞬間でもあります。
とても読書に興味のなかった僕にとって文字が少なく、面白い作りで、読んでいて全く飽きることなく楽しんで読むことができました。なので以前の僕と同じように、読書を全くしてこなかった、という人にもオススメです。
僕の人生を変えてくれた1冊。あなたもぜひサクッと読んでみてはいかがでしょうか。
努力は他人のためじゃなく、「自分のため」にするんだ。そして頑張ったかどうかは、まわりじゃなくて自分で決めること。(P102 第3章社会編 より)
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