できるだけ早く花を咲かせ、できるだけ多くを刈り取る。そんな生き方が、現代では通用しなくなってきていると言われています。今は20代でしっかりと「仕込み」をし、自分なりの成功に向かって歩いていける人。そんな人が自分の夢を実現できる時代になってきているのです。
年齢ごとの「やるべきこと」をクリアすれば、将来の不安は消えていく!
20代である僕たちは今何をすればいいのだろうかそしてこれからどのように生きていけばいいのかそんな事について書かれた本であるこの本が出版されたのは少し前であるが自分現代にも通用する話だと思いました。
今、何をすればいいかわからないという不安が、精神衛生上1番良くないと僕は感じています。だからこそ、30代までにしておくべき事や、あらすじを大体知っておくことに意義はあると思います。決してこの通りに生きる必要はないでしょう。一種の目安と考えましょう。こういう生き方もあるんだと知ることができるだけで、あなたの人生は大きく変わるはずです。
この本の著者が1番痛かったことは、30代までに「自分をとにかく磨け!」ということでした。自分をとにかく磨いておけば30代以降の働き方や生き方の選択肢は広がり、変化に柔軟に対応することが出来ます。「30歳まで間にひたすら奮闘し、潜伏するかのように努力する」。そんなことを著者は推奨しています。そしてその具体的な事。それは、「読書と旅」でした。あなたがもし今20代何をしたらいいのか悩んでいるなら、この2つを生活の中に取り入れていくことをオススメします。なぜなら、僕自身もそれらを取り入れ、人生がより良くなったと実感しているからです。
入社〜25歳までは「体を張って会社に尽くす」
入社し会社に染まっていない、「若い感性を生かしてアイデアで勝負しよう」と思っている人。その人は、100%勘違いだと著者は断言しています。それが発揮できるのは一握りの天才だけだと。そして大勢の凡人が会社に求められているのは「素直な心とよく動く体」とのこと。
若いうちに基礎を覚えておかないと、歳をとった時に苦労するそう。会社だけでなく、自分にも必要なことだと著者は述べています。この時期はつべこべ言わず、まずは素直な心でよく動き、会社の基礎を徹底的にマスターしよう。
上司のやり方を受け入れる
この時期はいくらあなたが賢くても、上司のやり方に従うのが正解です。まず上司のやり方を受け入れる。その中で、自分のやり方を模索していく。
上司に「今日中にやれ」と言われたら、今日中にやる。優先順位を決めるのは、新人の仕事では無いのです。「自分でできる、できないを判断しない」ようにしよう。
教えてもらってなくても、周りを真似して何とか学ぶ。やり遂げる。
会社は学校ではありません会社が教えてくれないからできないと言う言い訳では30ですあなたがもし一樹になりたいのなら、できる人を見て学び、その方法を正確に盗み、自分オリジナルとして昇華することが大切でしょう。
一流の人から徹底的に学ぶ。真似する。
小さなことにも油断しない
人は細部で評価されると言われています。そして言われた通りにきちんとやる。これがどれほど難しくて大切なことか、実際にやってみないとわからないでしょう。
仕事の精神は、細部に現れるとのこと。細部の一部分を、どれだけ丁寧にできるか。誰にでもできる簡単な仕事であればあるほど、どこまで細部に気を遣えるか。それだけで、仕上がりも評判も大きく変わるという。能力ではなく、精神性を問われるのが「簡単な仕事の細部」と覚えておきたいですね。
26〜28歳までは「自分のナンバーワンを作ろう」
この時期は「自分の手柄」とはっきり分かるものを、1つは手に入れておくことを著者は勧めています。この年齢になると同期の中でも、将来出世の見込みがある人とない人に分かれてくるという。その分かれ目は、「こいつはなかなかできる奴だ」と会社で認められるかどうかが大きいとのこと。
それには小さくてもいいから、はっきりと目立つ実績、つまり「自分の手柄を立てること」が大切だという。それが次の仕事につながったり、大きな仕事を任されるきっかけになるのです。
成功はいきなり手に入るものではないですね。成功体験がある人が、それを糧に徐々にステップアップしていく。だからこそ、まずは小さくてもいいので実績を出すことを目指しましょう。
- 自分がお金と時間を使ってきたものを知り、それを極める。
- 人と差がつく「得意分野」はプライベートから生まれる
- 仕事は「やりたいこと」より「欲しい結果」で選ぶ
- まずは上司に花を咲かせる。そのために一生懸命尽くす
29〜30歳は「外の世界を見てみよう」
著者によると、組織人でもフリーでも経営者でも、会社だけを見ていたら成果は出せないという。そのためにまずは、業界を見てみましょう。取引先やライバル、そこに未来の顧客やビジネスパートナーがいるかもしれません。
将来、起業・フリーを目指すなら、変化を経験しておく
将来企業やフリーになることを考えているなら、独立する前にいちど転職していることを著者は勧めている。それは変化を経験できるからでしょう。また自分の名前で、今までの「信用や信頼」が溜まっているのか、いちど点検することにもつながります。
ただし将来あなたが、今の会社で経営幹部になれる見込みがあるのなら、転職はせずに、今の会社で花を咲かせることが良いようだ。もしあなたが、そうでないならば、転職し自分をより輝かせるフィールドで戦うことのほうがいい。
大企業で活躍するための「5つの資質」
- マネジメントができる人
- 我慢強い人
- 責任感が強い、長男・長女タイプの人
- 清濁併せ飲める人
- 数字に強い人
だという。詳しく説明すると長くなってしまうので、ここではこれだけに留めておく。気になった人は本書を図書館で借りるなり、本屋で買うなりしていただきたい。
20代「素直さ」は絶対条件
会社に入って伸びると伸びない人。その違いは、「素直さと地頭力」だという。新しいことに興味を持ち、教えられたらすぐ学ぶ。上司に何か勧められたら、迷わず試してみる。これは新卒だろうと転職だろうと、20代のビジネスパーソンにとって重要なことです。
- 様々なやり方を試し、トライ&エラーを繰り返す
- 当てた経験を自分にはできると自信に変える
- 応援してもらうこと
素直さは、上記の3番目のために必要なことでしょう。
おわりに
20代のうちに目に見える成果を出す。そして欲しい結果から逆算し「やりたいこと」ではなく、「やるべき仕事」を着実にこなし、結果を出す。それともう一つおさえておいてほしいこと。それは終わりなき大きな目標や志を持つことです。これがあるかないかで、あなたの人生は大きく変わるでしょう。
自分の夢に向かってコツコツ着実に、一歩一歩前に進んでいきたいですね。焦りすぎる必要はないのです。20代は自分が尊敬する人のために、城を築きあげ、同時に自分の石垣を築きあげていきましょう。