記憶力そのものが問われるのではなく過去に遭遇した情報や知識経験をいかに早く引き出しいかに上手に活用できるのかその情報活用術が今の時代に必要で。がむしゃらな暗記不要。努力も不要。記憶力が良くない人ほど効果が出る。そんな常識を完全に覆す記憶術を本書では余すことなく披露していると感じる、、
覚えておきたい情報を記憶に残すために必要なのは徹底したアウトプット
[sc name=”contents” ]記憶は事前準備が9割である
- 理解する
- 整理
- 記憶
- 反復
暗記が得意な人と得意でない人を分けるのは、この1と2を重視しているか。この1と2をしっかり行うと物事を理解することによって自分なりに説明できるようになるしその効果で記憶を長期間止めやすくなるそしてこの整備することによって関連付けたりしてさらにより強固にするこれは図やグラフにまとめるだけでもとても有効だと言う
そう記憶がいい人と言うのは、暗記する能力ではなく「理解する能力」と「整理・まとめる能力」が他の人より高いと言うこと。そしてこれはテクニックを身につければ記憶力が良い人になれると言う事でもあります
- 暗記より「理解する」ことに力を注ぐ
- 全体像を知る→細部の理解
- 過去問→参考書→問題集
- 勉強はまず重要な部分から始める
- 1週間以内に3回復習
- 帰ったら忘れてもいい、いや忘れる!
過去問から勉強始めるそしてどのような問題が出るのか傾向をつかんでそこから出そうな問題にフォーカスして勉強することが近道。
勉強は試験に出やすい重要な問題から解くのが効率が良い。時間は有限。だから優先順位をつけて、重要なところから取り組むのが良い
記憶には復讐が不可欠。エビングハウスの忘却曲線を理解し実践しようオススメなのは1週間以内に3回の復讐それを見た後に1日後3日後なのか後に適宜覚えた内容を復讐するともっと学習効率が高いと言われています、
いちどに長時間暗記するよりも勉強時間分割して繰り返す。脳のパフォーマンスを最大化するいちどにまとめて暗記しようとしても長期間のには定着しない記憶の衝突が起こってしまうからだからこそ少しずつ定期的に毎日暗記記憶させていくことが大切だ。
帰ったら忘れておりもし忘れても必要があれば自分の書いたものに目を通せばすぐ思い出せる。帰ったらむしろ忘れたほうがいいらしい。忘れるをすることで次のインプットのための準備スペースができ新たな情報を猛烈に吸収できると言う。そして意外と忘れたとしても記憶の本体はあなたの潜在意識の中にストックされている。ちょっとした時に突然「あ、これはあの時のことか」と思い出せるような状態であれば何も問題なのです。
人間の脳は重要なことだけを記憶する
方が重要であると判断する基準が2つ。以下を活用すれば楽しく簡単に重要なことだけをどんどん覚えていくことができるのです。
- 何度も使用される情報
- 感情が動いた情報
アウトプット最強説
- ただアウトプットするだけで情報は自然に記憶に残るアウトプットとは人に話したり文章に書いたりすること。アウトプットは楽しくより早く、自己成長を加速させるブースターのようなもの。
- 本などを読みインプットする
- 情報をアウトプット(話す・書く・教える・行動)する
- 1週間以内に3回以上のアウトプットを心がけよう
アウトプットは行動。行動することによって、あなたの現実は少しずつ変わる。その小さな変化の積み重ねが将来大きな違いとなってくるのです。
インプットしても現実は変わらないし、記憶もされにくいアウトプットこそが記憶するのに最短コースであり自己成長を加速し人生を変える最大の武器。アウトプットこそが、究極の成功法則!
「人に教える」が記憶と自己成長を加速させる
人に言葉で分かりやすく教えられると言う事は頭の中で十分に理解しそれを整理できていると言うことつまりストーリーが頭の中でしっかり定着しているのです。教えようとすると自分が本当に理解してるのか理解できるそして人に教えている中でそれらを整理してより記憶に定着してことができるのです。
人に教えると言うアウトプットを前提に勉強するだけで学習効率を大きくアップする。アウトプットを前提にインプットしよう人に読まれる人に理解されるためにどういう構成にすべきかどういう文章にすべきかと言う軽いプレッシャーや緊張があなたの自己成長早めてくれるのです。
インプット量を増やぜは増やすほど、意味はない
現代は情報爆発の時代。情報をひたすら集めているだけでは何の意味もないむしろ情報集めることに時間と量力を割いて、アウトプットすることを怠ってしまえば自己成長にはつながらないでしょう。そして記憶力と言う観点においても意味がありません。何度も触れることによって記憶は定着するのです。、つまり、新しいことをひたすら何か覚えても、結局それは数年後には忘れてしまう。だったら本当に重要なことを絞って、それに何度も触れる、実践する。そうすることによってあなたの人生が変わっていくのです。
重要なのはインプットすることではなく自己成長を加速させること。かといってインプット量を減らしアウトプット量だけをひたすら増やせばいいのかというとそうでもない。インプットを減らしてアウトプットだけを繰り返していても、中身がスカスカで得るものが少ない。インプット量とアウトプット量のバランスが保たれてようやく、あなたの自己成長は前進するのです。
ではその比率はどうなのか。インプットとアウトプットの比率は、3対7くらいがちょうど良いと言われています。なので、インプットした分の倍以上のアウトプットを心がけていれば問題なんでしょう。結局、大量のインプットをしつつ、大量のアウトプットする。これが最強なのです。まずは月3冊インプット0冊分のアウトプットではなく、月1冊のインプット一冊分のアウトプットから始めましょう。
問題集を読むより「問題集を解く」ことに重点をおこう
教科書参考書何度も読むよりも問題集を解いたほうがいい。単に暗記するだけのではなく実際に知識を活用すると言う事。
その前に全体像を知りましょう。気を見て森を見ずと言う状態では暗記は大変。どんなことが書いてあるのかというのは大体でもいいので知ってるだけで暗記がものすごく楽になります。読書も勉強も同じ何かを理解したいと思えばまずは全体像を理解しそこから細部に入っていくことが最も近道。
彼を知り、己を知れば100戦危うからず
中国の兵法書、孫子の中にある言葉。敵の勢力や軍勢を知ってそれに自分の現状や実力を知ってその上で有利な状況で長使えば負ける事は無いということです。戦う前に相手のことを徹底的に調べる。ソースと上で勝てる状況だけど都会は負ける事はないでしょう逆に不利な状況での戦いは避けよとも書いてあります。
毎日6時間以上の睡眠をとり集中力を高めて脳のパフォーマンスをベストに維持するこれが集中力や記憶力それがビジネスの作業効率を保つためには必須なのです敵を知ることも大事ですが自分を知りそして自分を調整する能力も必要でしょう。
過去の記憶は自分で変えられる
辛いことを考えたり言葉にして言語化してしまう事はその記憶をさらに強烈に記憶させてしまうものそういう時こそ楽しかった思い出や記憶を考えてみたり言葉にしていましょうそしてその時間を徐々に増やしていくのです、
僕たちは自分の記憶を自分で選べるつまり自分の人生を自分で選べると言う事幸福な人生を不幸な人生もあなた次第過去の辛い経験も楽しい経験に上書きして良い人生に変えていきましょう
おわりに
本書は、精神科医の樺沢紫苑さんの著書です。私は川沢勝さんの著書をよく読みますが、毎回本当に感心させられます。とにかく他の本に比べて、わかりやすい上に、情報量が圧倒的に多いです。今回も覚えない記憶術とありますが、それだけでなく脳の正しい使い方や効率的な脳の活かし方、脳のパフォーマンスを最大化する方法など、暗記以外の記憶以外の情報もたくさん盛り込まれています。読んでいて本当に面白い。
知的好奇心が豊富な人には本当にオススメとにかく同じ値段で同じ時間読書するなら樺沢勝さんの読書何回も読みこんだほうが絶対にお得だしコスパがいいです。体感的には樺沢さんのほんは、情報密度が濃い上に、情報量が圧倒的に多い。本書は一般的なビジネス書や自己啓発書の3〜4冊分が1冊にまとまっているという感じです。
僕は『アウトプット大全』を読んでから、本書『覚えない記憶術』を読みました。アウトプット大全はこちらの覚えない記憶術を噛み砕いて、図やグラフを豊富にした簡単なバージョンだと感じました。つまり、本の内容は主にここから8割使われており、極端に言えば、図ややグラフを使って「視覚的にわかりやすくした」だけの改定版とも言えるでしょう。本を書くには、図やグラフでわかりやすく解説することで本になるし、より多く売れる本になるのだと痛感した。
つまり僕たちでも、本を読んで分かりやすく、図やグラフを用いながら、噛み砕いて説明できれば、本を出せるということなのかなと感じた。