朝からガストでモーニングを頂きながら、読書しております、「さがりょう」です。
さて、「人の悩みは人間関係が9割」とアドラー心理学がいうように、対人コミュニーケーションで悩んでいる人は多いと思います。たとえば、こんな悩みありませんか?
- 仕事をスムーズにススメたい
- 部下や取引先に気持ちよく協力させたい
- たくさんの人を巻き込んで、大きな仕事をしたい
この記事では、こんな悩みを解決します。そんな悩み解消に欠かせないのか、「人を巻き込む」力です。人を巻き込むといっても、強引に引きずり込んだり、迷惑をかけるのではありません。良好な関係を築きながら人を巻き込んだり、説得するには、
- 相手をその気にさせる
- 自発的に動いてもらうために働きかける
- 信頼と協力を得るためのもの
など、多くの要因が必要です。相手と良好な関係を築き、お互いがWin-Winな状態にしたいですね。相手に一方的に押し付けても、「どうして自分が?」と反発を招いてしまいます。
それでは、説得や巻き込むどころではありません。そしてそんな状態では、高い成果を上げることなど困難でしょう。そんな時に頼りになるのが、こちらの本☟
この本を読んだ方がいい人
- 部下の育成をする管理職
- 説得力を高めて、質の高い人生にしたい人
- 営業職で、提案力を高めたい人
- コミュ力をあげたい人
- 良好で生産性の高い、人間関係を築きたい人
などの人に特にオススメです。
この本のいいところ
本書の優れた点は以下の5つ!
- 図解されていて理解しやすい
- 具体例が豊富で、イメージしやすい
- 人間関係の築き方を詳しく書いている
- 効果を高めるテクニックやコツが的を得ている
- 実践すれば、確実に力がつく
以上が僕が本書を読んで感じたいいところです。実際に本書を元に行動してみたところ、説得力や巻き込み力が上がることを実感できました。順序立ててプロセスが書いてあるため、どこでつまづいているのか、どう改善していけばいいのか、分かりやすく、効果が出やすいと感じます。
本書の前半の方は、当たり前のようなことが書かれているが、後半のテクニックやコツはすぐに試せて効果が出るので、オススメです。
興味深かったこと
アメリカの心理学者「アルバート・メラビアン」が行なった実験で、55%の人が視覚の影響を受けていて、話の内容を重視する人は7%ということ。つまり、会話において最も影響を与えるのは、何だかんだ「自分の表情やジェスチャー・仕草や態度」だということに驚いた。
テクニックやコツはもそうだが、こちらも意識して魅力的にしていく必要があると感じさせられた。確かによく考えてみると、印象だけで大きく変わってしまう経験が僕にもある。
営業で活きるコツ
お金の話を持ちかける時、多くの人は苦労しているでしょう。以下のテクニックを使うと一気にハードルをグンと避けられるとても効果的な方法だと感じた。それは、
1日あたりの料金に変えること
たとえば、相手に「コーヒーは飲まれますか?」という質問をして、飲む場合は「1日あたりの料金は、コーヒー1杯分ですよ」と伝えるのだ。
目標達成には逆算して、1日単位まで細分化するといいと聞いたことがある人もいるだろう。その営業バージョンだ。実際に僕は受験で、遠い大きな目標も「今日英単語100覚える」という風に細分化して乗り切った。
営業も同じだったのである。細分化して、小さくすれば相手の心理的負担は減る。そうして説得しやすくなるのだ。とてもおもしろいし、是非とも使いこなしていきたいと感じた。
僕たちの人生は「説得」の連続
本書を読んで僕たちの何気ない日常生活には、たくさんの説得の連続ということを改めて痛感することとなった。たとえば以下のような経験はある方も多いだろう。
- 家族に頼みごとをする
- 恋人との記念日にどこに行くか
- 友達に行きたいカフェを紹介し、行く
などなど。日常生活は説得や交渉の連続だ。それゆえ、本書で学んだことがすぐに試せて、すぐに活かせる。だから結果がついてくる。もちろん読んだだけで満足してしまってはもったいないだけだ・
今までの僕
説得には、相手に自分の伝えたいことを熱心に訴えかけることが大切だと思っていた。つまり相手よりも自分が多く話して、その良さや伝えたいことを述べる。
相手を説得しようとして、相手のことを考えずに、自分の思いや伝えたいことだけを一方的に伝えてしまっていたと思う。相手の背景や考えていることまで考えを巡らせていなかった。
気づいたこと
説得・巻き込みには、「聞くと話す」が大切だということ。相手の話をしっかり傾聴し、相手のことを考えられる人が強いのだと感じた。
誰でも自分の話を熱心に聞いてくれる人のことが好きになるということ。「私が・私が」という我が強い人が説得力が高そうと考えがちだが、それは間違いだということ。
これからどうするか
相手が何に興味を持ち、何を知りたいかを意識しながら話す。営業でも、伝えたいことを熱心に話すだけでなく、相手の困っていることや問題点を聞いて、想像して提案していきたい。
相手の役に立つ提案をして、相手の気持ちに寄り添った営業をしたい。
おわりに
モテクリエイターとして、営業や説得・交渉に役立つテクニックやコツを目的として本書を読み込んだ。
おそらく、そんな目的で本書を読んだのは僕ぐらいであると思うが、それくらい本書の内容は日常生活のあらゆるところで活かせると痛感した。説得や周りの人を巻き込まずにいきていく人なんでこの世にいないだろう。そう、僕たちは一人ではいきていけないからだ。
そう考えると、今この本に出会えて良かった。あなたも僕のように自由に読んでも、思いがけないところで、この本を活かせる機会に巡り合うだろう。
この機会に一度手にとって読んでみてはいかがだろうか。