2019年1月3日。YouTube「カジサック」のチャンネルから、『陣内智則さんが本気で話してくれました』が公開!カジサックが日頃からプライベートでもお世話になっているという、陣内智則さんが登場。
このお笑い芸人2人による、テレビでは絶対に見られない「夢のトーク」が繰り広げられました。カジサックチャンネルは、シンプルに面白い動画ですが、今回の動画では、面白いだけでなく、とても学べることの多い回です。
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カジサックが尊敬する「お笑いの師匠」
キングコングは、数ある芸人の中でもスター性やカリスマ性があるともてはやさせた芸人です。そんなキングコングの梶原が、トークにおいて見本にしている芸人が2人いるという。
- 上沼恵美子
- 陣内智則
上沼さんに関しては、自身の動画で考えを述べた。簡単に要約すると、
- 可愛がってもらい、人としても尊敬
- トーク力に対してもとてもリスペクトしている
という。そんな梶原さんは、上沼さんを師匠とし、ずっと学んでいるそう。そしてもう1人が今回動画に登場した陣内さんなのです。カジサックは陣内のことを「ずっとそういう目(トークの見本として)で見てました。」と動画で発言するほど。
おしゃべりは生まれ持った天才がいる。そのひとは、オリジナリティ溢れるトークを自由自在に操り、繰り広げることが出来るという。そんな中、カジサックは、自身のことを天才ではないと主張。しかし、上沼さんと陣内さんをお手本にし、ミックスした技術を手に入れることができた。故に天才ではないかが、最強のお笑いを手に入れたと自負している。ただ、スタッフに「完成したら最強ですね」とたしなめられ、それに同意し笑いに変えていた。
「んで!」「言ってたけど!」、「嬉しいし!」など、語尾の単語だけを強調し、発言する技術。それを陣内を見て学び、自身に取り入れたという。
陣内の感想
- そんな風に見られていたと知り、恥ずかしい
- けれども嬉しい
- 上沼さんと自分を並べられ、恐れ多い
カジサックの率直かつ、ぶっちゃけた話に陣内は動揺する。そんなやり取りも見ていておもしろい。そんな中で、陣内自身も自らは天才ではないという。
カジサックと陣内から学ぶ「生き方」
一流に登りつめてなお、学び続ける日々
毎回、収録が終わったら「反省」しているという陣内。そんな反省を忘れず、次に活かすため、スマホのメモにそれらを残しているという。
- これはあかんかったな
- なんでこのワード出てこんかったんやろ
芸人として、最前線を突っ走る陣内。コンスタントにヒットを打ち、アウトになるようなことなどなさそうな陣内であるが、毎回「反省」の時間を取り、改善策を考えているという。
また、自身が出演した番組をチェックし、どんな風に使われているか分析しているという。芸人も技術だけでなく、マーケティングを大切ということが分かりますね。人気の秘訣はここにもあるのでしょう。
自分に出来ることに集中する
陣内「自身に起こった出来事をいかにおもしろく話すか」。陣内は、他の芸人さん(宮川大輔、小藪、兵藤)に「そんな話、ようここまでおもろしたな」
陣内いわく、他の芸人は面白い人が多く、一見面白くなさそうなエピソードをよくそこまで面白くできたなと、感じるという。そして、自分にはそこで戦っても勝てないと悟り、では「自分はどこで戦うか」を模索し続けたという。
その結果陣内は、「こんな面白い出来事あったよ」というエピソードを、いかに「そのおもしろさのまま、最大限に、小さくならないように伝えられるか」に注力したという。
そんな風に、自分と周りを冷静に比較・分析し、自分の強みを知り、そこに全エネルギーを注ぐという戦略が、功を奏し今の活躍につながっているのでしょう。話術のプロはたくさんいる。そんな中で、自分はどう戦っていくか。自分の強みと弱みを知り、強みを徹底的に伸ばしていく。そんなスタイルの陣内さん。日本の教育では、弱点克服が叫ばれがちですね。
でも他を寄せつけない、圧倒的な価値を出すには、陣内さんのように長所や強みを徹底的に伸ばしていくのがいいのでしょう。中途半端なものをたくさん持っていても、テレビの世界では埋もれてしまう。だったら、何か1つ、突出したものを手に入れる。
それは、芸能界やテレビの世界だけの話ではないでしょう。AI全盛期。こらからは、自分の強みや長所を徹底的に伸ばしていくことに、時間と労力を使っていきましょう。
人と違うことをやろう
陣内は以前、「自分には武器がない」ということを真剣に悩んだ時期があったそう。確かに、ハリセンボンの近藤春菜には、「角野卓造じゃねーよ」という強力な武器がありますね。
「他者と良好な関係を築ける」という自身の長所を見つけ、それを武器にしたという。例えば、ダウンタウンの松本。彼は現在、もはやお笑いの「権威」とされています。そんな彼に、容赦なく「ツッコミ」を、入れられる人はいないと気づいたそう。だったら、それを俺がやろうと。
さんまに対しても、「いつまで喋んねん!」、「もう帰らせてください」など。大御所に対して、ツッコミを入れる存在を確立したのです。
負けるが勝ち
そんな陣内は、カジサックに対してあるアドバイスを動画の中でしていました。それは、「ムダに怒るのをやめる」こと。
陣内も以前、自身の不倫ネタを年下の知らないアイドルにバカにされた時に「はあ?」となってしまっていたそう。しかし、現在では、それすらも受け入れ、笑いに変えるという。ちょっと負けてあげるくらいが、何だかんだ自分の勝ちにつながっていくのだという。
おわりに
陣内とプライベートでも交流があり、仕事で会うよりも、プライベートで会うことの方が多いという2人。そんな関係の中、普段は恥ずかしくても言えないような、ぶっちゃけたことも多く見ることができた貴重な動画でした。視聴者としては、そんなぶっちゃけた「仲良しトーク」がとても魅力的ですね。
そしてなんといっても、一流芸人ならではの「テンポの良さ」と「おもしろさ」。何十年とお笑い芸人として、舞台やテレビに立ってきただけあって、他のYouTuberとは一線を画した高いクオリティですね。見ていて飽きない、おもしろい。
これからも、カジサックと陣内さんを応援しております。今回紹介した動画はこちら「陣内智則さんが本気で話してくれました」