自分の人生にとって役立つ情報だけを集め、分析・活用し、効率的に生きていくために何をすべきか。
この本は、どんな本か
本書は、情報が氾濫する現代において、「どのように情報と向き合っていくか」についてとても参考になる本だと感じた。世の中には多くの情報のムダがある。これからの人生をより良くしていきたいと考える人は多いだろう。そんな時に、ムダな情報に労力と時間をかけているのはもったいない。
せっかくなら自分にとって、必要で大切な情報だけを選んで生きていきましょう。そして人生をより良くしていく。そんな人に向けて書かれた本です。
実際に僕は普段から、本書で書かれたことをやっていました。よってこの本に目新しいところは特にありませんでしたが、僕自分がやっていたことが正しかったことを裏付けることができた事は素直に良かったと感じました。
本書が1番伝えたかったこと
一言で言えば、「ムダな情報はどんどん捨てる」ということです。人生は有限であり、時間はとても貴重です。だからこそ、ムダな情報に時間と労力を費やさない。それをあらゆる角度から説明した本ですこれからを生きる上で、情報との付き合い方に困っている人には特に、大変有用な指針となる1冊であると感じました。
僕が特に良かったと思ったところ
メリハリをつけて読もう
最初から最後まですべてきっちり読むのではなく、ポイントとなるところを抜き出してメリハリをつける。そうすると重要なところが頭に残るようになる。
情報爆発の現代において、とにかく大量の情報に触れ、自分にとって必要なところだけを手に入る。それこそが僕たちがこの現代をよりよく生きていくために必要な処世術だと思います。そのために、文章の大切なところだけを素早く手に入れ、本質を理解することが大切でしょう。
でも、重要なところを抜き出せる自信がない、という人も大丈夫。最初は誰もできません。けれども、大量の情報に触れ、自分なりにそれをこなしていくことで、ポイントがつかめるようになってきます。つまり、経験を積んでいくと、情報に触れたときに何がポイントなのか瞬時にわかるようになるのです。なので、まずはやってみよう。次第に、重要なところを抜に出せるようになります。
アウトプットから逆算し、情報収集しよう
情報を収集することが目的ではない。参照すべき情報はなるべく効率的に入手して、そこから自分の頭を使って考えることが目的です。だからこそ、なるべくムダな情報に時間を取られないようすることが必要なのです。
情報収集だけを目的にしてはいけませんね。情報収集をたくさんしても、自分の人生に何の役にも立たなければ、その時間や労力は非効率的なものになってしまうでしょう。
自分が「欲している情報は何か」を明確にして情報収集するだけで、自分にとって大切なものだけをピンポイントで、最短ルートで手に入れることができます。自分がどんな情報を欲しているのか、認識できてない段階では、できる限りの情報を集めることが重要です。
欲しい情報に貪欲になろう
自分にとって必要な情報に対して、貪欲になってガンガン質問しよう。「自分はどこを頑張れば、さらに成績が良くなるか」、「論文を書く際に参考にすべき本は何か」と必要な情報欲しい情報に対して質問調べる度胸を持とう。
自分が欲しい情報に対して、貪欲になる。これは確かに現代においてとても重要な事だと思います。ひたすら「なぜなんだろう」と好奇心を大切にする。疑問がわいたら、それをどんどん調べる。そうすることによって、あなたの人生は大きや飛躍を遂げるでしょう。
情報を「取捨選択」しよう
現代は情報の流通量が、爆発的に増えている。インターネットSNSの進化・普及により、誰でも情報発信をすることができるようになった。それはとても素晴らしいことだ。しかし、あなたには必要ない「ゴミ情報」が、あなたのもとにどっと押し寄せるようになってきてしまっている。
そんな現代だからこそ、情報を収集することよりも、「情報を取捨選択する」ことに重点をおく必要があるのです。ムダな情報が目に入らないようにしておく必要があります。それには情報を入手する、メディアを絞ることが有用です。自分はどんな情報を求めているのかその情報源は信頼性があるのかを考慮し使用するアプリを選ぶのが良いでしょうとのこと。
ストックする情報は、必要最小限に留めておく
どんな情報にも賞味期限があるという。日々膨大な量が更新されていく現代。あとで読もうと思って取っといても、読もうと思った頃にはすでに消費期限が切れている、なんてことも多くあるでしょう。
「いつか使うかも」と取っておいた情報も、今使わなければ今後も使うことがほとんどない、と潔く割り切り、どんどん捨てていくことが大切ですね。情報メタボになって身動きが取れなくなってしまう方が問題でしょう。成果を出すことを目的にする。情報をただ集めることを目的にしてはいけませんね。
おわりに
情報をインプットする事は確かに大切ですでもただ集めるだけ収集するだけのインプットでは意味がないでしょう。情報を収集・理解し、それを自分なりに解釈しアウトプットする。そうして初めてあなたが収集した情報はあなたの中に、インプットされるのです。
とにかく情報に対して、「疑問を持つ」ことが大切です。「おや?」 と思ったことに対して、「これはなぜか」を繰り返し、深掘りしていく。そんなことを習慣にすることで、できる人の思考を手に入れることができるでしょう。